現在のイタリアが統一されたのは19世紀後半です。
イタリア統一以前は、サヴォア家の首都として栄え、
フランスの洗練された文化を持っていました。
しかし世界大恐慌がイタリアに転機をもたらしました。
歴史が浅く、植民地を持っていないので
時の宰相ムッソリーニがファッショ体制(ファシズム)を取り、
植民地を得て恐慌を打破しようとします。
そんなイタリア(ファシズム)の孤立化を図ろうと
欧州各国は当然します。
そうなってくるとフランスはもはや敵です。
イタリアのファッションは、
徐々にフランスのモードの真似を止めて、
独自の進化を遂げていくようになります。
幸い、イタリアはルネサンスが起こったように芸術のセンスに
長けた人が多く、さらに田舎であるイタリアは工賃も安く、
どんどん発展していき、今では工業(自動車)の次点にくるぐらい、
イタリアの産業の中心となっています。
イタリアはミラノコレクションが開かれるぐらいなので、
都会というイメージがありますが、
ミラノ、トリノ、ジェノバ等の華やかな北部と南部では経済格差が
非常に大きく、南北問題とまで言われています。
南部は非常に田舎なのです。
南部で盛んなのは地中海式農業なのですが、
その農業は大きな貿易赤字で国の経済を圧迫するばかりです。
やばいよイタリア(汗)
サッカー、ファッションや観光なんかの表面上では輝いていますが、
昔、イタリアは「先進国最悪」のインフレを誇っていた国です。
フィアット(自動車)の苦難は相変わらず続いていますし、
今年は貿易赤字額が91年来最悪を記録し、まだまだ不況のようです。
そんなイタリアに追い討ちがかけられようとしています。
中国の大躍進です。
イタリアの基幹産業の一つであるファッション業界が、
中国製の格安品の大量流入に悲鳴を上げているのです。
セーター674%、Tシャツ521%、婦人服114%。
いずれも今年1月、中国からイタリアに輸入された
製品の対前年増加率です。
中国からの輸入枠の制度が昨年末で期限切れとなり、
一気に増えました。
最も深刻なのは靴で、
中国からの輸入に伴う許可申請数の増加率が
今年1〜2月は1563%に。
中国はイタリア以上に工賃が安く、
手先の器用な人も多いです。
イタリア職人の高い技術を中国が習得し、
安く売り始めるのは時間の問題です。
中国は人口も多いので、イタリア以上のスピードで発展するでしょう。
イタリア繊維・アパレル協会によると、
輸入品の急増による失職者は現段階で6万6千人に上る模様。
とりあえずイタリアは正念場です。
元ネタ→http://www.asahi.com/world/china/news/TKY200506270202.html



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