オススメ記事

2008年04月25日

色から組み立てる男の服装術

男の価値は「色」で決まる! (ソフトバンク新書 74)男の価値は「色」で決まる! (ソフトバンク新書 74)
今井 志保子

ソフトバンククリエイティブ 2008-04-16
売り上げランキング : 58447

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 本屋に行けばわかるのですが、色をテーマにした女性のオシャレ読本は10冊くらいあっても、それが男性用となると1冊か2冊しか置いていません。男性の服装術の本はたくさんありますが、色を切り口とした 男性の服装指南本は非常に少ないのです。

 それもそのはず。男性の服装術というのは、抑制された ストイックな着こなしが基本だからです。制限のある中で、 いかに人と差をつけるか。ディテールを凝るか。そこが勝負です。 もちろん、色も例外ではなく、男性のスーツスタイルはあまりの 地味さに「ドブネズミルック」と昔は言われていたくらいです。 60年代後半に「男ももっとカラフルにいこうぜ!」と 「ピーコック革命(孔雀革命)」なるものが起こり、 一時的にスーツのVゾーンがカラフルになったのですが、 今でも、「華美」「オシャレ」「軽薄」といったものに 直結する、「色」「ビューティー」に抵抗のある男性が 多いと思います。

 それでも時代は変わり、「ちょいワルブーム」を経て、 今では男性も女性同様「見た目」で判断され、序列化される 時代になりました。男性が女性のように、「ビューティー」や 「オシャレ」にこだわるのは普通になったのです。「見た目」で 判断され、序列化されるのですから、視覚情報の8割を占めるという 「色」の使い方は重要です。「色」をテーマにしたスーツの 新書が出てくるのも自然な流れと言えるでしょう。


 さて。前置きが長くなりましたが、 本書『男の価値は「色」で決まる! 』は、 ビジネスマンが色で視覚的な印象を演出するための指南書です。 まずは「V・I・Pカラー(Visual、Impression、Produce)」 という自分が演出したいイメージを調べることから始まります。 「やる気の赤」「元気のオレンジ」「笑顔の黄」 「安心感の緑」「優等生の青」「ちょい悪の紫」 「愛嬌のピンク」「オレさまの黒」「品格の白」 「受身のグレー」「寛容の茶」「良心のベージュ」の 全12種類です。自分の「V・I・Pカラー」が見つかったら、 次はパーソナルカラー診断(自分に似合う色診断)です。 パーソナルカラー診断というと、「春夏秋冬」に分けた ものがメジャーですが、著者は「ゴールドタイプ」と 「プラチナタイプ」の2種類で診断しています。 この結果と先ほどの「V・I・Pカラー」を用い、 スイーツスタイルの組み立て方、配色のコツ、目の錯覚を 利用した着こなしのテクニックなどを解説しています。

プロセス1

違いはどこに!?成功する人、しない人
見た目の“演出力”で男の価値は決まる

プロセス2

今すぐ診断!価値のある男を作る色
人の心は「色」で動かされる

プロセス3

知らないと損をする!オトコマエに見える色
洋服の“色み”で顔色は変化する

プロセス4

誰でも即効、センスアップの配色マニュアル
お金をかけなくてもお洒落を楽しむために

プロセス5

実践!V・I・Pカラーを完璧に着こなす
訴求効果は、“配色”しだいで高められる

プロセス6

もう悩まない!体型コンプレックスを視覚マジックで解消
洋服の色・形・柄で体型はカバーできる

 はっきりいうと、『COLOR RULES 新装版―ビジネススーツを着こなす 成功する男の印象技法 』の2番煎じですね。 『COLOR RULES』の「7プラネッツ・カラーシステム」が「V・I・Pカラー」 となり、演出したいイメージ(印象分析)が7種類から12種類に増えたくらいです。パーソナルカラー診断を「ゴールドタイプ(ウォーム系)」と「プラチナタイプ(クール系)」の2種類に絞っている点も同じです。 細かい違いは多々ありますが、大きな違いはイラストか 写真かの違いくらいでしょうか。それと値段ですね。新書の方が当然安いです。テキスト量も多いですし、新書なのにカラーページ満載なので お買い得です。イラストより写真の方が好きな方は、 『COLOR RULES』でも問題ないと思います。内容的にそう変わりません。

 あとはそうですね、本書の著者は女性なので、クラシックの知識が 浅いです(あえてクラシックは排除しているかもしれませんが)。 例えば、Vゾーン(スーツ、シャツ、ネクタイ)の組み合わせは 「無地2+柄1」、ネクタイの色は紺が基本で柄物のネクタイは3色以内に抑える、 茶系のスーツはビジネスでは避ける、とか、基本的なことが抜けています。 生地や柄の選び方の説明もあまり参考になりません。このあたりは 「センス(女性目線)」では説明が厳しいので、やはり、 うんちく系のスーツ読本を1冊くらい読んでおいた方がいいでしょう。 うんちく派(クラシック原理主義)の人も、色という切り口や 女性目線で書かれたスーツ読本は少ないので、何かと参考に なる点は多いと思いますよ。



ニックネーム dale at 21:33| Comment(7) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック
この記事へのコメント
私は仕事でもスーツを着る機会は滅多に無いので、オンもオフもカジュアルウェアです。但し、出社する時は、あまりくだけた格好はしませんけれど。カジュアルウェアとなると色が重要ですね。色を着るようなものですから。一応、カラーコーディネイトも勉強しました。なので、この本は読まなくてもいいような気がしますが、やっと男向けにも出たんですね。私はどちらかというと多色使いが好きなのでトーンを合わせるようにしています。
Posted by masato at 2008年04月25日 22:24
今後の参考のために一冊くらい持ちたいですね。
Vゾーンの組み合わせ方は初めて見ました。
本当、勉強になります。
Posted by コロ at 2008年04月26日 13:14
最近は白がお気に入り

・・なんかOceansを愛読しているうちにだんだん金銭感覚狂ってきたな
Posted by task at 2008年04月26日 23:29
自分が基本的に黒しか似合わないもので、ベースカラーは黒ばっかですw
それなりに色の組み合わせには気を配って、単調にならないようにしていますが。
あらゆる色を着こなして、ぼやけた印象にならない人、おかしくならない人っているのかなぁ・・・。
やっぱり顔のタイプでかなり決まってくると思うのですよね。
あと眼鏡かけたときはフレームの色と服の配色はかなり重要ですよね。
Posted by p at 2008年04月27日 16:33
>masatoさんへ

カラーコーディネーターの勉強とは本格的!この本に書いてあるのはその序章的なものなので、MASATOさんには必要なさそうですね^^;

>コロさんへ

原理主義に捉われるのもあれなので、参考までにということで^^;意外と無地って使えます。

>taskさんへ

Oceansに掲載されているアイテムは値が張りますもんね^^;

>pさんへ

あらゆる色を着こなすのは厳しいと思います。それでも、自分に合う色をベースに、カラフルに着こなせたら素敵ですよね^^

Posted by dale at 2008年04月27日 17:19
流石に10万クラスは手を出してないっすけどね
というかない袖は振れぬ(笑

お、このサンダル3万か『あんま高くないな』とか考えてる自分がいて驚愕した
Posted by task at 2008年04月27日 22:37
金銭感覚って面白いものですよ。2万でも高いと思う服もあれば、5万でも買得と思う服もありますから。
Posted by masato at 2008年04月28日 21:20
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://269g.jp/tb/12093967
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
特集記事