オススメ記事

2008年11月19日

ファッション誌を買わない人の割合が2年で2倍に

 近年、雑誌不況と言われ、 中でもファッション誌はその中で最も買われなくなっているようですが、言うまでもなく、その原因の1つがインターネットの影響です。 ネットで雑誌より早く情報が手に入りますし(例えばコレクション速報)、ファッション誌の人気コンテンツであるストリートスナップもネットの方がリアルで、海外のストリートスナップもネットで手軽に見ることができます。ブランドに関するカタログ的な情報やウンチクもネットで拾うことができ、その商品を購入するECサイトも洗練されてきました。

 2005年はファッションのネットビジネス元年と言われているのですが、翌年の2006年あたりからサイトが充実してきて、例えば、ZOZOTOWNが注目を集めるようになったのもこの年ですし、ファッションウォーカーがWEBマガジンを6誌一気に創刊したのもこの年です。アメブロが露骨に人気モデルを集めだしたのも2006年くらいですね。だから、個人的には、2006年を境に、急激にファッション誌離れが起き始めたと思うのですが、その時に取った「1ヵ月に買うファッション誌」についてのアンケート結果がこちらです。


■1ヵ月に買うファッション雑誌数は?(2006)

・0冊 90票 (15%)

・1冊 223票 (38%)

・2冊 153票 (26%)

・3冊 57票 (10%)

・4冊 25票 (4%)

・5〜10冊 29票 (5%)

・11冊〜 5票 (1%)

ファッション好きが集まるElasticで集計したアンケートなのですが、 2006年は0冊が15%という結果です。それが先日(2008年11月10日〜17日)、集計したアンケートではこのような結果になりました(今回は男女別で集計しています)。

■男性に質問です。ファッション誌を月に何冊購入していますか?(2008)

・0冊 229票 (32%)

・1冊 255票 (35%)

・2冊 147票 (20%)

・3冊 51票 (7%)

・4冊 16票 (2%)

・5冊 10票 (1%)

・6冊以上 11票 (2%)

■女性に質問です。ファッション誌を月に何冊購入していますか?(2008)

・0冊 54票 (29%)

・1冊 64票 (34%)

・2冊 42票 (22%)

・3冊 14票 (7%)

・4冊 4票 (2%)

・5冊 3票 (2%)

・6冊以上 7票 (4%)

男女ともに0冊が約30%と、2006年と比べると2倍になっています。ファッション誌を5冊以上購入する人は2006年では6%いて、2008年の女性も6%なので、雑誌好きはそれなりに健在のようですが、それ以外を2006年と比べると、1冊から4冊まで全ての割合が減少しており、全体的に、雑誌の購入数が減ってきています。

 情報の早さ、情報の量、リアルさでネットに勝つのは難しいので、ネットにはない情報、例えば、検索する前の話題(モノではなくコト)を提供したり、批評精神を持って深く切り込んでいかないと、読者を惹きつけることは難しいと思います。広告にばかり迎合していると、読者はどんどんネットに流れていくのではないでしょうか。



ニックネーム dale at 20:03| Comment(7) | TrackBack(0) | ファッション通信
この記事へのコメント
クラシックなアイテムを扱う雑誌は特に難しいですよね。
「流行」という概念が無いクラシックの世界と
ファッション雑誌という最もアンテナを張る必要がある物とでの
二律背反の中でどう折り合いをつけるか。
それが分かっているからこそ各雑誌、
それぞれ独自にテーマを設けて
付加価値を出そうとしているわけですが、
じゃあ今の時代に改めて掘り起こすべきファッションがあるのか、
所謂「狭く、深く」路線で進むべきか、
それで売れるのか、などと考えだすと、
やはりトップ(=編集長)の意思決定と戦略が重要なのかなと。
前LEON編集長の岸田さんなどはまさにその典型例ですよね。
LEON自体が良いか悪いかは別ですが。
Posted by エンリケ at 2008年11月19日 21:08
ファッション誌は基本的に全て立ち読みです。
(たまに付録やヘアカタログ目当てに買うことはありますが)
その分浮いたお金を服や美容院や化粧品に回しています。
不況で収入が減ってるので、そういう考えの人が増えてきてるだけ
なんだと思いますよ。webだと全部は読めなかったりしますし。
それと、私の場合首都圏勤務なので、街を歩いてるだけで
ファッションチェックができてしまうからということもありますw
(しかも千代田線…六本木、表参道、原宿通ってます)
Posted by ほげほげ at 2008年11月19日 23:58
雑誌ってほとんど広告だし、お金払ってまで欲しくなくなりました(>_
Posted by ちあきん at 2008年11月20日 00:13
男性誌を読んだあとにPSを読むとかなり内容が充実してるように感じるのですが、どうしてなのか不思議です。
広告が少ないわけではないと思うのですが。。
Posted by luke at 2008年11月20日 01:11
世界のLはジャストすぎてどこでもあるMS鈍感
Posted by サイズモア at 2008年11月20日 10:57
読む雑誌数の開きが男女で想像以上に少ないのに驚きました。女性は男性よりトレンドに敏感なのでもっと多いかと思いました。僕はどのファッション誌の価値観に共感できない部分が多く、カタログ以上のものとしては見れなくなっています。
Posted by カーボン at 2008年11月20日 12:17
印刷資材関係の仕事をしています。
このような現状を広告主はもう気づいています。
特に昨今の景気でラグジュリーブランドの
売上が減少していますので、来年以降の出稿がかなり減りそうです。休刊する雑誌も更に増えると思います。
Posted by もつ at 2008年11月20日 13:13
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://269g.jp/tb/13651988
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
特選記事

■女性誌について

【俯瞰図】女性ファッション誌の分類(2007),2005バージョン(出世魚的視点)
【トレンド】話題の「姫ギャル」とは?,「姫ギャル」にモテる「悪羅悪羅系」
【その他】「ゴスロリ」について調べてみた,「かわいい」の定義を考えてみた
【読み方】女性誌がモテに使える5つの理由,男性が女性誌を効率的に読むには

■メンズファッションについて

【俯瞰図】 男性ファッション誌と系統の分類2008,2006の旧バージョン
【トレンド】モテブランド予想2008A/W,モテブランド予想2008S/S
【ブランド】女性ウケ最強ブランドは,オーソドックスを考える,古着のススメ
【読み物】『メンズナックル』のオモシロキャッチフレーズに迫る,チャックテイラーとオールスター

■オシャレと価値観

【俯瞰図】ファッションをめぐる4つの文化圏
【考察】「TPO」より大切なこと,「清潔感」の意味,「お洒落は足元から」を考えてみる
【ネタ】ファッション好きの取扱説明書,お洒落は我慢というけれど
【服オタ】服オタって何?,ダサいと言われる理由
【読み物】異性のためにオシャレしたっていいじゃない,ファッション改造計画は勘弁!

■当サイトでよく売れた本 BEST5 2008年下半期

【1位】「匂いの帝王」が5つ星で評価する!世界香水ガイド☆1437
【2位】予算は3万円台から こだわりのオーダースーツ (マイコミムック) (MYCOMムック)
【3位】男はなぜ腕時計にこだわるのか (THEORY BOOKS)
【4位】スーツの適齢期 (集英社新書 433H) (集英社新書 433H)
【5位】モダン・メンズウェア ディオールオムからマークジェイコブスまで (P-Vine BOOks)