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2009年12月28日

2009年10大ファッショントピック

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 クリスマスも終わり今年も残すところあとわずかですね。この時期になると、今年の総括記事をよく目にしますので、Elasticでも今年1年を簡単に振り返ってみたいと思います。タイトルには「10大ファッショントピック」とありますが、あくまで「daleの中で」ということで、そこはご勘弁を(笑)

 WWDのアンケートはこの中の一部を切り取って回答させていただいたのですが、興味のある方はそちらも読んで欲しいとして、こちらでは、10位から作成しましたので、まずは10位からどうぞ!例のごとく、ランキングは独断と偏見です。


10位 スタイリスト本ラッシュ

 『おしゃれの手抜き―理論派スタイリストが伝授』、『LIKE A PRETTY WOMAN』、『ベーシックマジック・ファッションブック―To Do Books_Culture&Lifestyle No.2 イットウー』、 『美人スタイリスト「亀 恭子」の本。 』、『菊池京子のTOKYOBASIC』『ソニアのショッピングマニュアルV』等々、 『ソニアのショッピングマニュアルT&U』のヒットの影響か、 2009年(特に下半期)は写真やイラストが中心のスタイリスト本ラッシュ。メンズも藤原ヒロシの『Personal Effects』や時計に 特化した『ウオッチコンシェルジュ・メゾンガイド』など、類似本が登場。新書でも『部長!ワイシャツからランニングがすけてます』、『社長、その服装では説得力ゼロです』、 『 デキ男(オ)なビジネスマンはなぜか茶色を着ない』と、 とにかく、スタイリストやスタイリングに関する本が多数出版された1年でした。

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9位 上陸ラッシュ

 3月にkitson、4月にフォーエバー21(再上陸)、8月にロンハーマン、8月末にオープニングセレモニー、と次々とアメリカを代表するショップやブランドが日本にやってきましたが、何年も前から 噂されていた本命アバクロも12月にようやく日本に上陸。

 Elasticの事前調査では、「ファストファッションブームに乗れずに苦戦26%」、「そもそも旬が過ぎているので大苦戦52%」と厳しい結果となりましたが、いざふたを開けてみても、アメリカの1.4〜2倍くらいと値段が高く、そこに抵抗を感じる人が多いように感じています。ファストファッションが猛威を振るう今。少し毛色の違うアバクロは成功するのでしょうか? 来年も注目です。

【関連】アバクロ銀座店オープン

8位 ヤンキーブーム

 クローズZERO、ROOKIES、ドロップのヒットで、「不良スタイル」のファッションが流行りましたよね。特に上半期。ワコマリアなんてその象徴的ブランドでしょう。メンズノンノ5月号でも「モード★ヤンキー」なるものを提案していましたけど、SOUL JAPANの「悪羅悪羅」無双の前では霞んでしまいました(笑)

 レディースもヤンキーというのが上半期のキーワードですね。 レディースのヤンキー、言い変えたら、ギャルですけど、 「ギャルが日本を救う!?」とBRUTUSでも特集が組まれましたし、 何かとギャルと益若つばささんのもたらす経済効果が話題となりました。「エビ売れ」に対し「つばさ売れ」と言われ、しまむら愛用者を指す「しまらー」を激増させたのも彼女です。

【関連】 草食男子の流れに反する、雑食男子とオラオラ系

7位 ジーンズの価格破壊

「ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが 泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。 いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。 いい物は高いという価値観も残って欲しい」

 この 川久保女史の発言も話題になりましたよね。「いい」とか「悪い」とかは、その人の価値観やポジションによるので何とも言えませんが、あれこれ言う前に、『日本ジーンズ物語』を読んで欲しいと思いました。量販店・高級ブランドという枠ではなく、「ジーンズ業界」の人たちの熱い思いをまずは知ってもらい、その上で、ジーンズに何を求めるのか。各々が考えればいいと思います。 少なくとも、「たかがジーンズ」とは言えなくなるのでは ないでしょうか。

【関連】 熱きジーンズのパイオニアたち『日本ジーンズ物語』

6位 宝島社の付録戦略絶好調!

 宝島社の付録戦略の影響で男性誌も女性誌も付録だらけになりましたが、それがムックにも飛び火し、付録を売っているのか、雑誌を売っているのか、よくわからない状況になったのが今年です。YSLムックが出た時は(しかも100万部)、思わず「YSL、お前もかッ!」と言いたくもなりましたが、ECサイト(ZOZO)やブランドも巻き込み付録ムックは大ブームとなりました。

 宝島社の女性誌も絶好調で、Sweetは2月号が100万、in redは 1月号で60万の発行部数だそうですが、全盛期のCamCamが70万部だったので、いかに、すごい数字かよくわかると思います。振り返ってみると、そのCanCamとsweetの分水嶺は2007年下半期から2008年の上半期かなぁと思います。今ではかなり差がつきましたよね。西山茉希さんの卒業も決まりましたし、 どうなる、CanCam!?

【関連】 「スイーツ(笑)」から「スウィート系」女子の時代へ?

5位 mixi発の森ガール

 森ガールとは、mixiにある「森ガールコミュニティ」発のファッションスタイル。ほっこり、ふわふわ、フォークロア、シンプル、ナチュラル、エコ、北欧、手芸、レトロ、ぺたんこ靴、花柄、Aライン、動物モチーフ等がキーワードになっていますが、ゴスロリのように厳密な定義はなく、「森にいそうな女の子」という程度のゆるい括りです。近いイメージだと蒼井優さんでしょうか。 サーファーに対する陸サーファーみたいなもので、「森にいる(アウトドア女子)」ではなく、あくまで、「森にいそう(森ガール)」なので、敷居が低く、誰でも比較的入りやすいスタイルです。

 2006年からmixiにコミュがあったようですが、注目を集め出したのは2008年くらい。2009年の上半期にブレイクし、下半期は森ガールに関する本やムックの出版ラッシュ。オリーブ少女、女性誌spring、ジェンダー論などとも絡められ、サブカル界隈でも頻出のキーワードでした。

 その一方で、「山にいそう」ではなく「山に行っている」女性も 注目を集め、モード雑誌のSPURなんかでも取り上げられましたよね。なんでも、「アウトドア女子」と言うそうですが、そこから「山スカ」や「山ワンピ」のようなヒット商品も生まれました。

【関連】 森ガールが盛りアガールまでのトレンドの流れ

4位 草食男子と肉食女子

2007年頃からアンアン、ノンノ、ウィズなどの女性誌が 取材に訪れて、「若い女性読者が男性の草食化に困っている! どうしたらいいですか」と聞かれるようになりました。 このように、まずは多くの女性誌で草食男子特集が組まれ、 その女性誌の記事がウェブニュース(「『草食男子』の増加で女性誌の恋愛特集がアグレッシブに」(「Elastic」2008年4月11日)などでも話題になり始め、そのうちに「草食系男子」という 名称も生まれ、様々な本も刊行されるようになりました。


 草食男子の名付け親にこのように取り上げていただくと、「草食男子はわしが育てた」と調子にのりたくなりますが、このブログも少しは影響があったようです。

 確か、2005年の「メガネ男子」から「○○男子」という言い方が流行り始め、ファインボーイズでも定期的に「○○男子」をやっていましたが(その都度このブログでも取り上げました)、2008年くらいから、「Sex and the CITY」「婚活」「乙男」「装飾男子(スカート男子含む)」とジェンダー論と絡められるようになり、2008年下半期から2009年上半期にかけて、ブレイクした感じでしょうか。 来年は「ワンピース男子」がくるか!?

【関連】 「草食男子」の増加で女性誌の恋愛特集がアグレッシブに

3位 スカート男子の是非

 コムデギャルソン2009S/Sの影響で、原宿、青山、渋谷などのおしゃれな街でスカートをはく男性が話題に。海外のサイトでも紹介され、日本でも一般メディアが「スカート男子」とこぞって取り上げました。このブログのアンケートもYahoo!やテレビ番組で取り上げられ、コメントが大量に寄せられました。

 今はスカートだけではなく、スキニージーンズ、レギンス、ハイヒール、リボンなどを取り入れる男性も増えていますが、これは「ユニセックス・ジェンダーフリー」というより、「カワイイという価値観(≒ポップカルチャー)」がメンズにも広がっているのではないか、と私は考えております。

【関連】 メンズスカートはあり?なし?

2位 +Jの衝撃

 今年は何かとファストファッションが話題となった1年でしたね。1月の「ユニバレ・ユニ被り」からスタートしましたが、 「ユニバレ」に関して調べてみると、日本語俗語辞書をはじめ、このブログがきっかけになったと書いてあるところが多いですね。草食男子、メンズスカート、ユニバレ。そこはかとなく、香ばしい単語ばかりでいとをかし(笑)

 と、それは置いておいて、今年のファストファッションブームの象徴が+Jでしょう。平日にも関わらず、ユニクロ銀座店には400人の行列ができ、オンラインではSサイズが瞬殺。ファッション好きが集まる、当ブログで「+Jの感想は?」とアンケートを取ってみても、サイズに関する不満(Sサイズの欠品)が目立ったくらいで、好意的な意見が過半数を超えました。ジルサンダー(過去の栄光)という高いハードルがあったにも関わらず、ふたを開けてみると、ファッション好きをも唸らせるクオリティーの高さ。衝撃的でした。

【関連】 ファッション好きが下した+Jの評価は?

1位 高級ブランドの苦戦

 高級ブランドが苦戦しているのは数年前からですが、ついに耐えきれず、今年は次々とトップブランドが倒れていきました。 2月のイッティエーレ社破綻を皮切りに、トムブラウン資金難(クロスカンパニーが支援)、クリスチャンラクロワ倒産、ヴェロニクブランキーノブランド閉鎖、エスカーダ破産、ヨウジヤマモト倒産、ヴェルサーチ日本撤退と一年を通して暗いニュースばかりでしたね。ハイブランド以外でも、サムソナイト倒産、エディバウアーの親会社破綻、リキエルオム終了(小杉産業倒産)、OLIVE des OLIVE倒産、ドゥニーム倒産、SOMET本店閉店、アクアスキュータム丸の内本店閉店、ナンバーナイン解散、トロパン終了等々。倒産やごたごたも結構ありましたけど、個人的には、やはり、ヨウジヤマモトが一番ショックでした。

ヨウジ100.JPG

 インテグラル社に救済されたとはいえ、これからの商品は、もう、このTシャツのように「ヨウジヤマモト100%」とは言えなくなってしまったので。ネタでも買っておいて良かった・・・。

【関連】 モノ作りから金儲けへ『堕落する高級ブランド』

 以上。今年を簡単に振り返ってみましたが、皆さんが印象に残っている、ニュースやトピックは何ですか?




ニックネーム dale at 18:08| Comment(5) | TrackBack(0) | ファッション通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今年もいろいろ目まぐるしかったですね。
私はやはり1位の破産、閉鎖、終了ラッシュが印象に残っています。

しかしこれはカールの言うとおり、本質に向けて再出発する際の大掃除だと私も考えているので、そんなに暗い印象ではないです。
何事も成長過渡期にある時にはとにかく数ばかりが増え、やがて統合されて本質だけが残っていくものですしね。

今後のファッション産業は、全体の経済規模は以前より小さいものの以前よりも中身のあるようになってほしいです。

来年も良いファッションのお年を。
Posted by オニ at 2009年12月28日 18:22
やっぱりジェマの引退はショックだった
Posted by aa at 2009年12月28日 21:27
今年はファッション、恋愛、経済とあんまり良い年ではなかったですね
Posted by at 2009年12月28日 22:10
高級ブランドの衰退も、巨大すぎるファストファッションの波に押された影響は少なからずあるでしょう。

その意味では+Jの登場が1位かなと。あくまで私の意見ですが。
Posted by at 2009年12月28日 22:52
ヴェロニクの倒産が悲しいです。。
復帰を切に願っています。
Posted by ゲルゲ at 2009年12月28日 23:00
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