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『プラダを着た悪魔』や『ファッションが教えてくれること』等で、 ファッション好きだけではなく、一般層にもその名を広く知られている米ヴォーグの編集長アナウィンター。ファッション界での君臨ぶりは有名で、そのファッション界の重鎮すら畏怖するアナウィンターとはどのような人物なのか。それを幼少期から2004年まで掘り下げた、アナウィンター初のバイオグラフィーが本書『Front Row アナ・ウィンター ファッション界に君臨する女王の記録
ネットでは「実在する、すんげえええええ奴のエピソードが知りたい」のような、「○○伝説」というのがネタでよく取り上げられます。シモヘイヘ、ルーデル、イチローあたりは常連で、 特にアンサイクロペディアのルーデルのページは何回読んでも超人すぎて笑えるわけですが、アナウィンターにも興味深い逸話が数多くありますので、本書から一部紹介したいと思います。
・中学生の頃、制服を色が同じと言う理由で「うんちみたい」と嫌悪。
・脚が太くなりたくないという理由で体育の授業をさぼりつづける。
・14歳で自身のトレードマークであるボブスタイルを確立。
・きれいな肌を保つため14歳から高級サロンに毎週通う。
・15歳で自立しクラブを中心に夜遊び三昧。
・17歳の時。ミニスカートと高校の2択でミニスカートを取り自主退学。
・ファッションエディターの新人時代から、あまり名が知れていないメゾンを訪れては、「ここには何もないわ」と吐き捨てることが多々。もちろん、編集部にクレームの電話。
・学生時代からの唯一の女友達が結婚。それを祝福するどころか その友達と絶縁。友人曰く「何があったのか、今でもわからない」。 男(ゲイ含む)は好きだけど女は嫌い。それがアナウィンター。
・初めて雇ったアシスタント。その女性の最も大切な役割は アナがデート中にほかの男性から連絡がきたら弁解すること。
・オフィスの中ではスノッブで冷淡な誰もが敬遠する氷の女王。 しかし、恋人の前では借りてきた猫のようにおとなしいツンデレ。
・ヴォーグの面接で「どんな仕事をしたいのか」と編集長に尋ねられ、 「あなたの仕事に就きたいです」と回答。面接は切り上げられ不採用に。
・アナがヴォーグの編集長に就任した際。最終的に首を切られた、 もしくは自主退社した人数は約30名。
・コンデナスト元重役曰く「アナが関われば全てが食うか食われるかの 戦いなんだ」。
・アナのハイヒールが折れこけた場合、話しかけずその場を去るのが正解。
・モデルのシンディークロフォードを表紙に採用しなかった理由。 「私はアナウィンターだから」。
・「あっ!」という不思議なひらめきを感じるのがアハ体験。 「あっ!」という間に退職に追い込まれているのがアナ体験。 ランチに誘われないのがそのフラグ。
文章が書けない、特別センスに優れるわけではない、コミュニケーション能力にも欠け、 同僚などと問題を起こしまくる。そんなアナウィンターが、 権力争いのファッション界でどうやって今の地位にまで辿りつけたのか。 それが話の中心です。貪欲さ、意志の強さ、非情さ、処理能力高さ、 それに加え、成り上るために「女性」であることを利用して 登りつめたわけですが、恋多き女性で気が強く企業人として優秀。 その点では、ココシャネルに通じるものがあると思いました。 シャネルは赤い炎、アナは青い炎という感じですが(笑) 興味のある方は本書を読んでみてください。




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映画でもそう感じました。
協調性を重んじる日本人には全く理解の異なる人種であり、それだけに興味が湧いてしまう人物です。
いってしまえればファッション業界全てが彼女にとってエゴの発散場なのでしょう。
昼休み、食事にでかけたかと思ったら、「恋人を食べてきた」から帰社後にランチを命令する、っていうのがすごく衝撃的でした。