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2006年03月30日

ファッションの系統の「系」について

 当ブログはファッションの系統を考察するブログなんですが、 そもそも○○系の「系」ってどこから来たのだろう? と実にくだらない疑問がわいてきました。 そこでいろいろ調べたりしたんですが、 今回はその○○系の語源に迫ります。



■昔、○○系は○○族だった

 とある同じ趣向を持ったファッションをする若者達の総称。 これを俗に「○○系」と呼び、今では裏原系とかお姉系とか さまざまな「○○系ファッション」が登場しています。

 では昔から、とある同じ趣向を持ったファッションをする若者達を ○○系と言っていたかというとそういうわけではないようで、 昔は「族ファッション」と言っていたそうです。

 有名なところだとヨウジとギャルソンが生み出した「カラス族」や、 原宿のホコ天で踊っていた「竹の子族」なんかがありますよね。 ちなみに「暴走族」というのもファッションで言うところの 「○○族」に含まれるそうです。

 暴走族は暴走行為にばかり目がいきがちですが、 リーゼントや革ジャンスタイルなどはルーツもある 立派なファッションなので。

 この○○族の語源は「斜陽族」からくるそうですが そのお話はWikipediaでどうぞ。

 そんなわけで、今でいうところの○○系とは 昔は○○族だったのです。


■渋カジと渋谷系

 この○○族というのを調べていると渋カジ族(渋谷族)が登場して以来、 ファッションスタイルの俗称が裏原系やお姉系など 「族」から「系」に変化しています。 どうやらこの「渋カジ」というのが境目になっているみたいなので、 調べてみるとこんなのが出てきました。

渋谷系(しぶやけい)とは、東京・渋谷を中心に1990年 代前半に流行したとされる、日本のポピュラー音楽 (J-POP)のひとつのジャンル。
<中略>
渋谷周辺に集まる若い人々の愛好するファッションや デザインなども「渋谷系」と呼ばれたことがあった
Wikipedia-渋谷系

 音楽の「渋谷系」という括りがファッションを含めた ライフスタイルの総称になったようですね。 この渋谷系の「系」がファッションの○○系の 語源ではないでしょうか。

2000年代の裏原宿系やその他のファッション、 およびデザイン業界にも、渋谷系が広めた1960年代のヨーロッパや 南米、黒人文化などのデザインが強い影響を残している。 渋谷系が消滅しほぼ死語と化した2000年代になっても、 しばしば渋谷系という言葉はファッショナブルなものの 代名詞として、あるいは単に渋谷を舞台にしたものの ネーミングとして使用されることがある。
Wikipedia-渋谷系(波及)

 現在のストリート系は渋カジがベースですよね。 裏原宿系とは裏原系の事。 黒人文化はいわゆるB系ですね。 今、流行しているお姉系やお兄系も渋谷で生まれています。 うわっ!全部渋谷絡みではないですか。 やっぱり○○系の語源は渋谷系なのでは。


■長年の謎、モード系

 先ほど世間で○○系と呼ばれているものは 渋谷系の流れを汲んでいるというお話をしました。 私は適当に○○系と命名して分類をしていますが、 世間で○○系として幅広く普及しているものを正確に挙げると、 裏原系、お姉系、お兄系、B系、ストリート系、 モード系とあるのかな。

 この中でモード系とは何なのか。 私はずっと疑問をもち続けています。 皆さんはモード系とはどんなファッションだと思います? ファッションを多少かじったことがある人なら、 おそらく「デザイナーが生み出した最新の服装」 というような答えが返ってくると思います。 なぜなら「モード」とは「デザイナーの創作」という意味や 「最新の流行」という意味がありますので。

 では世間のモード系のイメージは上記のようなパリコレに出てくるような ファッションかというと、微妙に違っていますよね。

 『Cutie』ではハデカワモード系と題してスタイリングされていますが、 ただモノトーンなだけだし、 ポールスミスやタケオキクチなどのDCブランド(例えば丸井系とか)を スタイリッシュに着るのがモード系という人もいます。 こんな感じで人それぞれ見解が全くといってもいいくらい違うんですね。

 ならモード系とは何なのか。 これも渋谷系を視点に考えると答えは見えてきます。 つまりモード系とは「モード(ハイ)ブランド)」+「系(渋谷)」なのでは。

 そんなファッションあったっけ?ってあったりします。 渋カジのストリート路線に飽きた人たちから生まれた「キレカジ」です。 渋カジをベースにハイブランドを加えたようなファッションがキレカジなんですが、 これが現在の世間的なモード系のイメージの原点ではないでしょうか。

 そう考えるとDCブランドをスタイリッシュに着たり、 ストリート色を残しながらもモノトーンで身をつつむファッションを モード系というのもわかります。


 以上、ファッションスタイルの俗称について考察をしてみましたが、 海外のデザイナーとかが原宿や新宿ではなく渋谷に注目する理由がわかります。 日本の若者のファッションを知るには、やっぱり渋谷が最重要だとふんでいるからでしょうね。では今回はこのへんで。

【関連記事】

・女性ファッション誌の分類&分析
・男性ファッションの分類&解説



ニックネーム dale at 16:08| Comment(3) | TrackBack(0) | オシャレと価値観
この記事へのコメント
うんうん、日本人のいうモードって昔から謎でした。
もともと「前衛的」であることだから、今までの観念から一歩進んだファッションをさすのではないかと・・・(アート&テキスタイル美術館の展示を見て思いました)

とか言いつつも最近保守的に(?)巻き髪にしてしまいました(笑)
Posted by なを at 2006年03月30日 20:54
直接記事とは関係にですけど、マイコレクションのカテゴリは何処へ移動させたんですか?
Posted by short at 2006年03月31日 00:44
>なをさんへ

ブログをいつも拝見していますが、
巻髪もよく似あっていますね^^
モードの定義はバシッとできるけど、
モード系の定義は謎です。

>shortさんへ

マイコレクションはおのおのの適したカテゴリー
に分配しました^^記事数が圧倒的に少ないので、
わざわざカテゴリー作らなくてもいいかなと。
アンケートカテゴリーは今後記事数が増える予定です。
Posted by dale at 2006年04月01日 22:07
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