私はRSSリーダーでたくさんの人のファッション観を読んできたけど、 その価値観は大きく4つに分類できそうです。
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図にしてみたらこんな感じ。やっぱり対極に位置する文化圏がよく激突しています。 隣り合う文化圏の衝突も絶えないんですけどね。
*index
1.モード文化圏
2.オシャレ文化圏
3.服飾文化圏
4.服装文化圏
5.激突!お姉系VSおしゃれっ子
6.脱オタクファッションが難しいのは
とりあえず各文化圏の説明から話を進め、 激突の話はその後にしていきますね。
■モード文化圏
<特徴>
服オタ率が高い、トム・フォード好きが多い
<主張>
私のファッションへの愛と知識を見て!
<雑誌>
『high fashion』、『WWD』など
<好きなショップ>
伊勢丹新宿、バーニーズNY、ハイブランドの路面店など
<衝突>
VSオシャレ文化圏
現状に満足せずモードブランドの勉強もすべき。 ブランドの取捨選択がなっていない。
VS服飾文化圏
ファッションにもマナーやルールがある。 「個性」で何でもすますのはよくない。
VS服装文化圏
ファッションはこんなにも素晴らしくて楽しいのに、 なぜ君らは興味を持たないの?
モード文化圏は服に興味を持って研究しつくした先に 行き着くプロ(マニア)の領域。ただ業界人になるくらいファッションへの 愛があるか、金銭的ゆとりがないとこの文化圏で生きていくのは厳しいです。 なお、モードがファッションヒエラルキーの頂点に君臨していると 信じて疑わないので、モード文化圏以外の価値観をなかなか認めようと しないし、自分たちのファッションの常識が世間の常識と思っており、 ファッションの基礎的な知識がないと非常識と人を小ばかにする傾向があります。
■オシャレ文化圏
<特徴>
ファッションはライフスタイル、己の生き様を表現する手段
<主張>
私そのものを見て!(ライフスタイルとか)
<雑誌>
『CanCam』、『nonno』などほとんどのファッション誌が該当
<好きなショップ>
セレクトショップ、デパート(百貨店)、109など
<衝突>
VSモード文化圏
ファッションは着こなしのスキルが大事であって、 モードの知識はさほど重要ではない。 というか君らブランドに着られているよ?
VS服飾文化圏
ファッションは個性よりTPOが大事でしょー。
VS服装文化圏
ファッションに興味がないなんてオタクなんじゃないの?
オシャレ文化圏はライフスタイル文化圏とも言うことができます。 ファッションは自分を表現する手段であり、 自分のライフスタイルを映す鏡。
金銭的に余裕ができた人はモード文化圏で上流階級をきどるようになり、 金銭的にゆとりがない人はファッションに対する情熱が年齢とともに 衰えていき、やがて服装文化圏に落ち着きます。
■服飾文化圏
<特徴>
アーティスト肌、美容師に多い、サブカルに精通
<主張>
私の作品(スタイリングとか)を見て!
<雑誌>
『装苑』、『ZIPPER』など
<好きなショップ>
渋谷パルコ、ラフォーレ、古着屋など
<衝突>
VSモード文化圏
ファッションの本質はクリエーション(アート) だということがわかっていない。
VSオシャレ文化圏
みんな同じ格好でつまらない。
VS服装文化圏
保守的で頭が固い。
『下流社会』的表現をすると「かまやつ女系」にあたります。 とにかく「自分」というものを大切にしており、 コーディネートでオリジナリティを出すだけでは満足せず、 服をカスタマイズをしたり時には服を作ったりもします。 古着もよく利用しており、センスに自信を持っている人が多い。
■服装文化圏
<特徴>
所詮は服、人に不快感を与えなければOK
<主張>
私の中身を見て!
<雑誌>
特にこだわりなし。
<好きなショップ>
デパート(百貨店)、駅ビル、ユニクロなど
<衝突>
VSモード文化圏
ファッション以外に興味はないの?
VSオシャレ文化圏
ファッション業界に搾取されているのに気がついていないんだね。
VS服飾文化圏
装飾が過剰で頑張りすぎ。
ファッションを「服」として捉えているのが特徴。 値段とクオリティのバランスを重要視し機能性にもこだわる。 ファッションへの関心の度合いは総じて低いけど、 身だしなみをきちんと整える人もいれば無頓着な人もおり多種多様。
■激突!お姉系VSおしゃれっ子
4つの文化圏を見てきたわけだけど、 この中でもっとも衝突するのがオシャレ文化圏と服飾文化圏。 具体的にいうと『CanCam』VS『ZIPPER』です。
『ZIPPER』は着こなしが奇抜とオシャレ文化圏から言われます。 でも彼女たちはおかんアート予備軍と言われているくらいですし、 アーティスト肌なだけなのです。アートは既存の価値にとらわれない表現をするというか、 むしろそれを壊すことなんじゃないのかな。 褒められるというか、既存の価値に迎合することを 目的にしている人はアーティストではありません。 だから奇抜なのには理由があるのです。
一方の『CanCam』は服飾文化圏から個性がないと言われます。 でもそれは当たり前なんですよ。彼女たちはファッションの差異化を 望んでいるわけではありません。むしろ同じ価値観の人と共感をしたいのです。 CanCam読者的価値観を持っているよと世間に意思表示をしているのです。
で結局、激突の果てに行き着く先のほとんどが 「ファッション(お洒落)は自己満足。」
まぁ確かにそのとおりなのですが、 クリエーションにしろライフスタイルにしろ「自己満足」 と開きなおるのではなく、内面を磨くのも大事かなと。 アートは哲学的要素も絡んできますし、 中身の伴わない生き様を見せつけられても薄っぺらくみえます。
その内面を磨くにはどうすればいいのか。 それは日々の自己啓発しかないのですが、いろんな人の意見を聞く、 つまりいろんな視点を持つというのも1つの道じゃないでしょうか。 価値観を否定しあって「ファッション(お洒落)は自己満足。 だから俺(私)は俺(私)の道を行く。」と終わらせるのではなく、 自分と異なる価値観も認めるというか、取り入れるというか、 そういうのって自分にプラスになると思いますよ。
■脱オタクファッションが難しいのは
何をもって脱オタクファッションというかでまた話は違ってくるけど、 バカにされないことが脱オタクファッションだとすると、 これは非常に困難な話になります。
なぜかというと、バカにされないためにはモード文化圏に まで到達しないといけないからです。モード文化圏のところでも お話をしましたが、モード文化圏の人にはファッションのプロが多く、 プロのプライドがそうさせるのかわかりませんが、 モード文化圏以外の価値観をなかなか認めない傾向にあります。 服装文化圏を脱しオシャレ文化圏もしくは服飾文化圏に到達しようと、 とりあえずモード文化圏から何か言われるんじゃないのかな。
そのモード文化圏ですら他の3つの文化圏からバカにされることが 多いのですから、バカにされないファッションなんて皆無に等しいでしょう。
脱オタクファッションを成しえるにはどうすればいいのか。 その解決方法としてよく経験論が出てきます。 雑誌などを模倣しファッションを好きになって経験を積めというお話。 お金で解決する方法なんかも出てきました。 例えば最近ネットでよくみるパーソナルスタイリストさんに お願いするとか、マネキン一式買いを繰り返すという荒業。 どちらにせよ時間とお金がそれなりにかかり大変です。
ここでモード文化圏、すなわちプロはもっと服装文化圏が ファッション(ブランド)にも興味を持つよう(お店に入りやすいよう)敷居を 下げるべきでは?という話も出てきます。
でもそれは簡単には下げられないでしょう。 ブランドの敷居を下げることはブランドのイメージ低下に繋がりますので。 イメージが商業上大きすぎるのがファッション業界なので 仕方がないことです。
ファッションに興味がないという点だけで、 バカにされたくはない服装文化圏。ファッションに対して 敷居を下げる(他の価値観を認める)ことができないモード文化圏。 両者がわかりあえないのはしょうがないのかもしれませんね。
※脱オタクファッションとはここでは脱ファッションビギナー という意味合いで主に使いました。
■おわりに
長々と書きましたが、いろんな価値観があるんだなぁ〜 と思っていただければ幸いです。私は4つに分類しましたが、 オシャレ文化圏はもっと細かく分けられるでしょうし、別の切り口で分類することも できるでしょう。本当は○○系(雑誌群)のポジショニングも 図に加えようと思ったのですが、それをやると作業が大変になるし、 図がごちゃごちゃしそうなので止めておきました。
ちなみに私はオシャレ文化圏が7でモード文化圏が3という割合での ポジショニングかな。モードも好きだけど、 やっぱりオシャレ文化圏が得意分野なので。
話のオチというかまとめを考えてるんだけどぜんぜん思いつきません。 ま、いっか(笑)では今回はこのへんで。ではでは。

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ただ見ていて嫌だなと感じるのは、ハイブランドで固めているのに着こなしが「黒ジャケ+デニム+白シャツ」みたいなのはちょっとなーって思っちゃいます。
後は、お兄系がニールに興味を持ち始めているに恐怖を感じています(笑
ガリガリの新聞紙シャツを着ている方とかいますし、第二のドルガバとかになるのは流石に嫌なので・・
今年になってこのブログを知り、毎日楽しみに拝見しております
この図は上手くまとまっていて面白いですね。僕自身は、モードにも興味はありますが学生(=金銭的にまだまだ余裕がない)ということもあり、オシャレ文化圏に属するのかなと思いました
・自分を表現するもの
・でもやっぱり他人の目は気になる
・しかも金が無いorz
・でも服が好きだから頑張る
・で、ある程度の知識、常識は必要かな、と
自分、どの文化圏に含まれるのかな・・・?
洋服に限らず人間って安心感を得るために
自分の居場所を作って
他の物を差別、否定する事で自分の存在意義を
認識したいんでしょうね・・・
僕も服が好きなだけに以前は服装で人を
判断する事がけっこうあったけど、
最近は人それぞれ自分が好きな服を楽しんでると
思えるようになれて人の見方がずいぶん変われたと思います。
daleさんの影響も強いです^^
これからもいい影響与えてください♪
自分の場合は、服装7・服飾3くらい。
流行とかは、ベーシックなものしか買わないのでほぼ無縁…
この表と論文、ただただ感銘しました!!
多岐にわたるファッションの存在を語れるなんて不可能だと思っていましたが、それを具現化してしまうdaleさんの考察力に脱帽しました。
僕も日ごろファッションについては否定的見解を持たず、視野を広げるようにはしていますが、どうしても凝り固まってしまいますし、そういう方が大多数ですよねw
とにかくほんとに勉強になりました^^
みんながみんな価値観を否定しあわないといいんですけどね^^
ニールはいつお兄系化するのかと思っていたのですが、ついにここまで来たのですね(笑)
>ひろゆきさんへ
はじめまして^^僕もお金がないからオシャレ
文化圏です(笑)やっぱりモード文化圏には
お金があるか安く仕入れられる業界人でないと
厳しいですよ。
>鮎chanへ
ご意見から推測すると、オシャレ文化圏だと
思いますよ^^
>キャプテンFOXさんへ
>自分の存在意義
まさにそれでしょうね^^
僕もキャプテンFOXさんにたくさんいい影響を
与えてもらっています^^
>takaさんへ
なんでコウモリなんですか?
ほとんどの人がいろんな文化圏をまたいでいると
思いますよ^^
>ガケップさんへ
文化圏はことのはさんがトラックバックを4つの文化圏に分けて解説していたので、
そこからインスパイヤしました^^
>yukiさんへ
お久しぶりです。この記事面白かったですか。
時間をかけたかいがあります^^
視野を広げるのは簡単なようで難しいですよね。
僕もこの記事が書けるくらいの視野に到達
するまでブログ書き始めてから約一年もかかっております^^;
4つの文化圏、思わず自分を分類したくなりますね。ギャルソンとクラシックスーツ好き、縫製マニアの自分は、やっぱりモード文化圏の人間なんでしょうか? そんなにモードは詳しくないですけどね(笑)
自分はモードに憧れる服飾寄りのオシャレ文化圏です。
購読雑誌によってファッションの傾向を区分けするとどうしてもややこしくなりがちですが、この区切り方はわかりやすく勉強になりました。
個人的になかなか取り扱われないzipperや装苑を取り上げていただいているのが
嬉しかったです(笑
はじめまして^^
いつも遊びにきていただいているようでありがとう
ございます。確かにzipperや装苑はなかなか話
題にでてくることがないですよね。
やっぱり難解だからでしょうか^^;
>ヒロユさんへ
エビちゃんもかわいいですが、時代はマキちゃんです(笑)
次に誰かと口論になったら文化圏のお話をしてやってください^^
「ファッションは自己満足か?」は僕も法学部卒&服オタとしてコメントをしようと思ったのですが、
混乱をを招くといけないと思いやめておきました。
ファッション論は自分の意図しないことまで、
拡大解釈されるのが難しいところです。
文化圏は、Alcesteさんほどの深い知識の持ち主なら、まずモード文化圏ですよ〜^^
オシャレ組かぁ〜、納得。
でも、いつかはそーゆー分類に堅くはまらないでそれぞれの良いところを取り入れて自分のものにしたいですね・・・・・・・・・自分には到底無理そうorz
私は服装圏族ですが、偶然たどりつきました。面白かったです。時々のぞきに来ます。
いやいや。きっと自分の望むファッションになれますよ^^
>sugariさんへ
アンケートとったことないのでわかりませんが、
かなり服装文化圏の人も多いと思いますよ^^
あんまりファッションの話はしていませんし(汗)
またいらしてくださいね^^
「お洒落さん」も「アーティスト」もオタクよ?
オタクは強い。くやしい。
「お洒落さん」も「アーティスト」もオタクよ?
オタクは強い。
わかっていただけて嬉しいです^^
僕もジャックさんに似ていますよ。
おしゃれ文化圏よりというか、図でいうと
下よりです。
いやぁ〜。それは良かったです^^
是非ご自身でも分類してみてくださいね。
ってマジで感動しちゃいました!!
私は、高@なんですが、今まで服とかは
適度に似合う
変に思われなければいい
みたいな服装文化系?で生きてきたんですが
やっぱこのままじゃいけないな!!
って、最近思うようになって、
[遅すぎるかもだけど・・・]
でも、突然変異するのには
勇気がいるし。。
ちょっと困ってます。。。
雑誌とか見ようと思うんですけど
どんなのがいいんですかね???
うちのサイトのメンバー制掲示板でこのページを紹介しておきました。(一ヶ月後くらいに表に出します。)
ところで、うちのメンバーから質問があったのですが、ロリータさんはどこの文化圏に入るのでしょうか?
ご紹介ありがとうございます。
ロリータはサブカルチャーと考えられるので、
服飾だと思います。ライフスタイルとも考えられるのでオシャレ文化圏ともいえますが、
服装はとてもデコラティブですし、服を
作ったりもするので、やっぱり服飾文化かなと。
ちらちらと知ったかの間違ったことを言い切る姿勢には感服するよ。
生きていく中、分かり合うための第一歩
私は思いっきり服飾文化圏
型破りでもなく、形無しでもなく
型にはさみを入れ、自ら型を作っていく者です
・・・もうちょっと〜こうだったらいいのにな
なんて常に思っています。
着飾るためではなく。自分の世界がもっと生きやすくなるために。
ファッション、インテリア、ライフスタイル。
ファッションは所詮自分でやること。
自分で楽しむこと。
共有して楽しんでもいい。
時には感動するもの。
何だって人生のスパイスになる。
だから・・・
人生のスパイスの分量、割合によって、ファッションにかける思いも変わるんだろうね。
とてもわかりやすいです。
なるほどって感じ!
翻訳お願いします。
上でうざいとかいってるの私じゃありませんから。
誤解されませんよう。
ファッションには疎いのでいい鳥瞰図になりました。
「ブランド」「アート」
「トレンド」「エチケット」
…って感じかな?