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2006年06月08日

古着系のフェミニン化

 street Jack6月号に裏原ブームを振り返る特集があったのですが、 いやぁ〜ASAYANとかエアマックス狩りとか懐かしい。 いろいろと書いてあったんだけど、 今回取り上げるのはブーム検証Bの古着について。

■90年代は「語れる」、00年代は「モテる」がブームの鍵

MA-1や501XXがブームになり始めた95年は「ミリタリーウェアや デニムパンツって、こんなに語れるウンチクがあるんだ! (驚き&ため息)」ということが新鮮だった。

<<中略>>

今は、ウンチクうんぬんよりも見た目が良ければすべて良し! の時代。アメカジをモテ方向に特化させたセレカジスタイルが、 そんな気分を象徴している。

 興味深いお話。詳細はstreet Jack6月号を読んでください。

 以下、上記について言及していきます。



■ウンチクからモテへ

 90年代の「語れる」がなぜ「モテる」になったのか。 ちょっと推測してみました。

 90年代、古着は服マニアのものという印象が強く、 自分で服を作ったりリメイクする延長として古着を利用していた 人が多いと思います。だから品質も見極められるし、 服マニアだけありうんちくの方もバッチリだった。 そういう人は相対的にオシャレさんのイメージがあります。

 そこに雑誌(例えばSMART)が目をつけ、

【古着系=オシャレ、オシャレ=モテる、古着系=モテる】

という三段論法で一般層にアピールし、古着がマニア以外にも 受け入れられるようになってきた。そのマニアがミーハーで 霞んでしまうようになったのが00年代。ということなのでは ないでしょうか。

■00年代は「モテる」ではなく「フェミニン」が鍵

 street Jackの見解では「ウンチクうんぬんよりも見た目が 良ければすべて良し!」というセレブ文化が影響し、 古着系はモテ化したという見解ですが、私の見解はちょっと違う。 私はカリスマ美容師ブームの影響で古着系がフェミニン化し、 その一要素が「モテ」だと考えています。では具体的に 古着系がフェミニンだと思う要素を挙げていきしょうか。

・カリスマとなるロールモデルがいる

 女性誌と男性誌を比べると、まずは違いとして カリスマとなるロールモデル(ファッションリーダー)がいるかいないか というのがあります。

 例えばCanCamにはエビちゃんが、ViViにはLenaさんが、 ストリート系には土屋あんなさんがいます。 ところが男性誌はどうですか?メンノンにカリスマとして 名をはせているモデルさんがいますか?いませんよね。

 ところが古着系の雑誌(chokichoki)には このカリスマモデルがいるんですよ。 そのカリスマは「オシャレKING」と呼ばれています。 奈良さん、馬場さん、内田さんなどが有名でしょうか。

 古着系の人はCanCam読者がエビちゃんを模倣するかのごとく、 オシャレKINGを模倣するのです。男性誌で特定のカリスマを ロールモデルとして模倣するのは、 おそらく古着系くらいではないでしょうか。

 一応、メンエグやゲイナー等にも人気のモデルさんがいることはいるのですが、カリスマ性が少し足りない気がします。模倣というより参考というレベル かなと。

・ルールより装飾性が強い

 スーツの歴史をみればわかることですが、 男性のファッションというのは、ルールやスタイルを重んじる 保守的なファッションの傾向にあります。 コレクションでもそうですが、レディースと比べると どうしても装飾性やアバンギャルドさに欠けています。

 で、古着系のファッションを見てみると彼らがとても クリエイティブな服装をしているのがわかりますよね。 ルールやスタイルを壊そうとしているのか?と思うくらい いろんな要素をMIXさせ、女性のファッションに 負けないくらい装飾性の強さ感じます。

・ビューティーにもこだわる

 古着系の人たちはビューティーにこだわる人も多いです。 美容師というのはファッションだけではなく、 ビューティーを提案するのも仕事。それが影響して ビューティーに凝りだす古着系の人も増えたのでしょうね。


 と、まだまだ考えれば出てきそうだけど、 古着系というのはモテよりフェミニンというのがキーワードです。 『COOL TRANS』という男性誌でも古着系をフェミニン系と表現していましたし。

 そもそも古着系にモテという概念が頻繁に登場するようになったのはごく最近のこと。 女性誌では「モテ」というのが流行のキャッチフレーズになっていますが、 それが女性的な感覚を備えている古着系にも飛び火したのでは。

■まとめ

 もともと美容師は男性のスタイルだけではなく、 女性のビューティーやファッションも提案するのが仕事。 女性的な感性を備えていてもなんら不思議はありません。

 その美容師に脚光が集まったのがカリスマ美容師ブーム だと思うのですが、確か1999年前後にブームが起こりましたよね。 それが古着系の転機になっている気がします。

 カリスマ美容師ブームが起こる前は古着はマニアのものでした。 美容師ももちろんマニアとして古着を消費していたんだけど、 カリスマ美容師ブームにより美容師をロールモデルとして 模倣するミーハーが増えた。当時男性ファッションに強い 影響力を持っていた『SMART』も積極的にスナップコーナーに 美容師を登場させた。これが美容師の影響力を加速させ、 古着系をフェミニン化させたのではないでしょうか。

 最後に。この古着ブームはいつまで続くのか。 ファッションの個人資産時代 でも出てきましたが、若年層の消費サイクルの速さを考えると、 安くて量をカバーできる古着の需要は増すんじゃないのかな。 ワードローブ全体の時価に気を使いながら古着をうまく MIXさせるのが当たり前の時代になり、 「古着系」という括りがなくなるくらい古着が 市民権を得る日は近いのかもしれませんね。



ニックネーム dale at 17:24| Comment(7) | TrackBack(0) | オシャレと価値観
この記事へのコメント
daleさんこんばんは。初めて拝見させて頂きました♪
とっても内容の濃いブログで感動しました★
1冊の本になりそうですね^^
私もファッション大好き人間ですが、色々参考にさせて頂きます♪
また勉強に来ます
Posted by happybox at 2006年06月08日 22:05
確かに美容師さんって、古着率高いですもんね。
ただ、私の担当さんはアトムみたいな頭なのでモテとは程遠いと思います…古着について語り合ったことは無いんですが、マニアのほうの方なんでしょうね…
Posted by ちびめがね at 2006年06月09日 19:58
>happyboxさんへ

はじめまして^^
あまり役に立ちそうもないことばかり書いていますが、
またいらしてください^^

>ちびめがねさんへ

担当の美容師さんはマニアなんじゃないでしょうか?
語ってみたらいい情報をゲットできるかもしれませんよ!
Posted by dale at 2006年06月11日 16:05
メンノンでもタツシさんにはカリスマ性を感じます。
Posted by エキセン at 2007年04月20日 17:24
メンノンでもタツシさんにはカリスマ性を感じます。
Posted by エキセン at 2007年04月20日 17:25
メンノンでもタツシさんにはカリスマ性を感じます。
Posted by エキセン at 2007年04月20日 17:26
メンノンでもタツシさんにはカリスマ性を感じます。
Posted by エキセン at 2007年04月20日 17:26
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