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2006年09月05日

赤文字雑誌特集

 『日経エンタテイメント』で赤文字雑誌の特集が マッピング付きであったので、今回はそれにツッコミ を入れたり補足を加えていこうかなと。 自分の見解を盛り込んだ女性誌マッピングも作ろうと 思ったんだけど、時間がなかったのでそれはまた次の 機会にでも。赤文字雑誌のマッピングが気になる方は 本屋で『日経エンタテイメント』を手に取り読んで みてください。多少疑問のある点もありましたが、 わかりやすく面白い図でしたので。

 ではここからは各赤文字雑誌(CanCam、JJ、ViVi、 Ray、PINKY)のまとめです。各雑誌のどこが 違うのか、と思っている男性も多いと思うので その説明もかねて。ではさっそく。



■CanCam

コンサバ、ギャル、気分でキャラ変える今時の 女の子

発行部数:62万6250部
ヘアメイク:基本は揺る巻き。メイクも濃すぎず、ナチュラルすぎず
写真:野外ロケが多く、柔らかい自然光を逆行で多用
男性観:「モテ」とはいうものの、男に媚びすぎるのは厳禁
ファッション:ギャル〜コンサバまで多用。基本はOL仕様
主なモデル:蛯原友里、押切もえ、山田優、徳澤直子、 西山茉希

 気分でキャラを変えるとありますが、「私は〜派」 というような感じで、女の子の中では結構派閥が 分かれている印象。 で、最大勢力は言うまでもなくエビちゃん系。 昔は優ちゃん、エビちゃん、もえちゃんの3強だったん だけど、昨年の9月くらいからもえちゃん人気が急上昇。 情熱大陸に出たのも大きな話題(放送開始8年目にして 最高視聴率12.8%を記録)となり、結果、もえちゃん 人気に拍車をかけることになったのでは。情熱大陸以降 メディアへの露出が増えましたよね。

 一方で心配なのは優ちゃん。人気がだいぶん下降 している気がします。このもえちゃん(ギャル系)人気で ギャル層が増え、優ちゃん(コンサバ系)人気下降の 影響でコンサバ層が減ったことにより、『CanCam』の ギャルのイメージが強くなったのではないか、 と私は考えております。本来『CanCam』にギャル要素は ないんですけどね。

 『CanCam』はキャラの立ったモデルが揃っている のも特徴の1つですが、エビちゃんの後継者はマキちゃん、 優ちゃんの後継者は直子ちゃんといる中で、もえちゃんの 後継者だけいないのが気になるところ。マキちゃんは もえちゃん同様ギャル出身なんだけど、今のところ ポストエビちゃんの最右翼。モデルさんのキャラ付けで 雑誌の方向性も変わってくると思うんだけど、 さてどうなる。

■JJ

コンサバスタイルを守る“地方のお嬢様”

発行部数:43万4375部
ヘアメイク:ヘアの巻きは多少多め
写真:野外ロケが多く、コントラストは強め
男性観:とにかく男ウケが第一。目標は玉の輿
ファッション:コンサバ度高し、ギャル度ゼロ
主なモデル:有村実樹、桜井裕美、黒木メイサ、LIZA

 地方のお嬢様とありますが、名古屋と神戸のお金持ち でブランド大好きなお嬢様風という感じ。現在休刊中の 妹誌である『Bis(旧JJ Bis)』の影響からか、 本来備えていないギャルのイメージが『JJ』にもついて いると思います。だからギャル度ゼロではありません。

 『JJ』といえば今の赤文字雑誌系のヘアスタイル の主流である「巻き髪」を流行らせた雑誌でもあります。 巻き髪がブレークしたきっかけは「名古屋巻き」で、 その原型は神戸で考案さらたものだそうな。『JJ』 といえば名古屋嬢と神戸嬢ですからね〜。

 そんな『JJ』ですが、

「ベタ甘モテ服」はそろそろ恥ずかしい! 「過ジュアル」だって飽きた! だからこの秋ー 私、お嬢さんになります!

 と脱モテ路線の愛され革命が起こりました。 モテ(≒かわいい)やギャルのイメージを払拭し、 大人っぽくエレガントなニュートラ(お嬢様)路線に 原点回帰。愛され革命後も男性の目線はかなり意識して おり、相変わらず玉の輿というのを虎視眈々と 狙っている模様。

【関連】 『bis』休刊で『JJ』に転機!「モテ」から「愛される」へ 

■ViVi

セクシーなセレブになりたーい!

発行部数:46万7917部
ヘアメイク:ランダムカールでアイラインは強め
写真:正面ストロボ等で生っぽさを強調
男性観:「モテ」にはこだわらず、自分を磨く
ファッション:基本は肌見せでセクシー&ゴージャス
主なモデル:長谷川潤、藤井リナ、ジェリー

 「モテ」にはこだわらないセレブ系の雑誌が『ViVi』。 「モテ」の代名詞である『CanCam』と比較してみます。

 『CanCam』の「モテ」というのは男性ウケだけではなく 同性ウケも含む、限りなく「かわいい」という意味に近い 概念です。皆で「かわいい」を共有しよう。それが 『CanCam』。エビちゃんに「かわいい」という評価が 集まるのはそれだけ自己投影がしやすく、親近感が持てる モデルさんということではないでしょうか。

 で、一方の『ViVi』。こちらは『CanCam』で頻出の 「かわいい(≒pretty)」という文字があまり出てきません。 その代わりとして「SWEET」という言葉が出てきます。 女性は自分が共感できたものには「かわいい」と言い、 自分が憧れを抱く対象には「きれい」、「かっこいい」 などと評す傾向にありますが、『ViVi』では 「かわいい」という概念を「SWEET」と表すことに よって、かわいさの中にカッコよさ(クールさ)、 きれいさというイメージを求めているように思えます。

 『ViVi』が「共感」より「憧れ」を重視して誌面作りを しているのはモデルさんからしてそうですよね。 全員ハーフかつ日本人離れしたスタイルなので、 自己投影のしようがありません。そんな憧れの対象に 刺激され、自己啓発に励むのがViVi読者というわけです。 なおViVi系は真似できそうでできないスタイルが多いので、 個性派ファッションとも思われている模様。

 『ViVi』と言えばギャル系か否かでよく論争が起き るのですが、ギャルと思われるのを嫌うViVi読者が多数。 第三者から見ると、どうみてもギャルだったり するのですが、本人達は「ギャルではなくセレカジ」、 「ギャルとはオーラが違う」、「ギャルより上級の オシャレ」等と主張。「私は自己啓発に励んでいるので、 あんなギャルと一緒くたにされては困る」というのが 本音かな?

【関連】 ギャルとお姉系の違い(ちょっと情報が古いけど)

 ここからは発行部数が半減。

■Ray

かわいさ全開、チヤホヤされたい系

発行部数:24万6059部
ヘアメイク:巻きは強めで、メイクはピンク系
写真:ロケでの自然光が多いが順光もある
男性観:「モテ」よりも「チヤホヤ」を目指す
ファッション:かわいい印象。露出は控えめ。
主なモデル:酒井彩名、松本莉緒、葛岡碧

 赤文字雑誌の中で一番ページ数が少なく薄いのが特徴。 イメージは女子大生のお姉系という感じで、 お姉系デビュー時に読むというイメージが強いですね。 「モテ」系の入門書と言うか。中の読み物を読んでいても、 初心者を対象にした合コンネタが多く、 対象年齢が10代ぐらいかなぁと感じます。

 それにしても「モテ」よりも「チヤホヤ」を目指すとは なかなか的を射た見解。『Ray』は赤文字雑誌で一番 ピンク×白の配色が多く、「姫」という文字が多数出てくる 姫系雑誌でもあります。おそらくお姫様のように チヤホヤされたいという思いがあるのでしょうね。

 あと特筆すべき事は、モデルさんにかわいい子が多い点。 酒井彩名さんや松本莉緒さんは元アイドルらしいですよ。 『Ray』を読んでいて、かわいいなぁ〜と頬が緩む男性も 多いのでは(笑)

■PINKY

お手本は鈴木えみ、のギャル路線

発行部数:21万3333部
ヘアメイク:アイラインは濃く、ヘアはユルユル
写真:モデルは笑顔少なめでクールな雰囲気
男性観:セクシーな自分に合った男を見つける
ファッション:身体のラインを常に強調
主なモデル:鈴木えみ、木下ココ、 山岡由実、愛未

 ギャルはギャルでも『ViVi』が備えている黒ギャル (≒コギャル)要素は皆無。白ギャルというか、 休刊中の『Bis(旧JJ bis)』を大人っぽくした感じ。 別の表現をすると、『ViVi』と『JJ』を足して2で割った イメージでしょうか。『PINKY』もかなり「モテ」を 意識した雑誌なんだけど、ファッションリーダーならぬ、 モテリーダーが存在し、彼女らはモテロリスト (メンズの恋心を瞬時にとらえ、斬新かつ巧みな モテ技術で必殺KOを狙う恋愛スペシャリスト)と 呼ばれているようです(笑) おそらく元ネタは非モテロリストの気がするんだけど、 ツンデレといい『PINKY』はネットからネタを拾って くるのが上手いですね。あと、『PINKY』は赤文字雑誌の 中ではダントツに付録が多いのも特徴かな。



 というわけで、最新の赤文字雑誌(お姉系)事情をまとめてみました。 女性誌は「愛される」の時代へ突入か?どうなる「モテ」 とセットで読んでいただければより理解が深まるかと。

 男性の皆様も、たまにはこういう雑誌を読むのもいいものですよ。 彼女達の恋愛観にツッコムのもよし。へんてこな キャッチフレーズに笑うもよし。美しいモデルに癒される のもよし。さぁウォッチを始めましょう!



ニックネーム dale at 19:30| Comment(7) | TrackBack(0) | 男性誌ウォッチ
この記事へのコメント
また、時間がありましたら、
CanCam系の東京ガールズコレクションと
JJ系の神戸コレクション(横浜・神戸)
についての観察と考察も
教えて頂きたいです。

Posted by tetsu at 2006年09月05日 21:41
どうも、はじめまして。
PINKYのモデルさんは山岡由実さんですよ。
山田さんになっているので、できれば修正お願いします。
Posted by rika at 2006年09月06日 23:07
>tetsuさんへ

それらのコレクションには実際に足を運んで
いないので、考察は厳しいです^^;

>rikaさんへ

はじめまして^^ご指摘ありがとうございます。即、修正しておきました。
Posted by dale at 2006年09月07日 19:00
はじめまして。
興味深く読ませていただきました。

私はCanCam読者なのですが、最近優ちゃんの露出度が低いことが気になっていました。
優ちゃんが可愛いと思ってCanCamを読み始めたので、エビちゃんやマキちゃんは甘すぎ、もえちゃんは大人っぽすぎ、となんだかしっくり来ません。
それに、最近優ちゃんも少し甘路線にシフトしてる気がします…気のせいかもしれませんが。

そろそろ、雑誌の変え時かなと考えています。
優ちゃん系は優ちゃん系オンリーで雑誌があったらいいのに…と思います。
Posted by meg at 2006年09月10日 09:58
>megさんへ

はじめまして^^確かに優ちゃんは表情が
柔らかくなったというか、甘い雰囲気になって
きましたよね。優ちゃん系がお好きなら、
oggiとかはどうでしょう?少し大人っぽく
なりますが、里子さんは優ちゃん同様、
凛としていてお綺麗ですよ^^

Posted by dale at 2006年09月10日 22:39
CanCamの優ちゃんも好きだけど、
コンサバと言うより
かなりギャル系じゃん!
優、もえ、えびはら、が出て来る以前は
本当にコンサバ色が強かった。

Cancamはギャルかわいい系の代表雑誌みたいなもんだね。
Posted by ? at 2007年11月11日 23:22
どうみてもギャル系=CanCam、vivi、PINKY

CanCam、PINKY=渋谷大人ギャル

VIVI=洋ギャル

 『CanCam』と言えばギャル系か否かでよく論争が起きるのですが、ギャルと思われるのを嫌うCanCam読者が多数。第三者から見ると、どうみてもギャルだったりするのですが、本人達は「ギャルではなくコンサバ」、「ギャルとはオーラが違う」、「ギャルより上品」等と主張。「けばくて、人工的な感じのギャルと一緒にされては困る」というのが本音かな?
Posted by ? at 2007年11月11日 23:29
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