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2008年02月12日

ファッション好きとして知っておきたい「KY語」

KY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのかKY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのか
北原 保雄(編著) 「もっと明鏡」委員会(編集)

大修館書店 2008-02-07
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 昨年、「KY(空気読めない)」という言葉が流行り ましたが、今年に入ってからも『ViVi 2月号』の 「最新流行語」で「SKY(スーパー空気読めない)」が 1位になるなど、まだまだ話題の「KY語」。そろそろ 「KY」に関する本が出るだろうなぁと思っていたら、 やはり出ましたね。それも文学博士の北原保雄氏編著で。

 今回取り上げる『KY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのか』 はちょうど新書くらいのサイズです。 「ローマ字略語がなぜ流行るのか」という副題がついているので、 どんな面白い考察が書いてあるんだろう?と期待して読んでいたら、 考察ページはわずか13ページでガッカリ。 残り120ページくらいは「KY語」の解説です。主要単語集、基本単語帳と 重要度別に解説してありますが、主要単語集の小話以外、 本当にどうでもいいことばかり書いてあります。 もっと「KY語」についての考察が欲しかったところ。

 例えば、「KY語」というのはいわゆる「コギャル語」と 密接な関係があると思うんですよ。「MM(マジマッハ)」 なんてコギャル語の「マッハ○○」の名残を感じますし、 「BMW(馬鹿丸出しの若者)」も「チョーBM(馬鹿丸出し)」 というコギャル語があります。こういう、普通の人には 意味がわからない閉鎖的なコギャル語は、ポケベルの 普及とともに広がっていったと言われています。 本書にも「KY語は決して新しいものではない」と書いてあります。 それなのに、ポケベルやコギャル語に関する話は一切出てきません。 「社会のIT化が生み出した想定外の産物ー。それこそが 「KY式日本語なのだ」」で説明はほぼ終わりです。 個人的にはギャルのお話も読みたかったので残念でした。


 それでも、KY語事典としては面白いです。全ての 「KY語」を網羅しているわけではないですが、400以上 の「KY語」が取り上げられています。 「QBK(急にボールがきたので)」は、なんて ピンポイントなネタなんだ、と笑ってしまいましたし、 「MHZ(まさかのほふく前進)には「そんな言葉、 まさかでも使わんやろ〜」と大木こだまさんばりに 突っ込みを入れてしまいましたし、「KDDI (絡むのだるいから嫌)」には「かけるのがだるい から嫌」という意味ではなくて、本当によかった、 と冷や冷やしたくらいです(笑)

 こんな感じで眺めているだけで面白い「KY語」ですが、 せっかくなので、ファッション好きの皆様のために、 頭の片隅にでも入れておいて欲しい「KY語」をいくつか 抜粋してみます。

■PSI(パンツにシャツイン)

野暮ったい着こなしでダサい、という意味の「KY語」。 パンツインは未だに年配層(おじさんっぽい)の イメージがあるのでしょうか。ちなみに、PがDになると 「DSI(ダサい)」という「KY語」になります。 「SI」がついたら、とりあえず、揶揄されている可能性が 高いので要注意。

■CZ(チャック全開)

FZ(ファスナー全開)、ZZ(シッパー全開)という 「KY語」はない模様。ファスナーやジッパーではなく、 チャックという日本語が語源(巾着)の言葉が 使われているのが興味深いですね。

■CB(超微妙)

センスがズレていて、痛々しいときに使われる「KY語」。 類義語に「KB(かなり微妙)」、「SB(相当微妙)」など あり。遠まわしに表現するのが特徴の「KY語」らしい 言葉です。

■DM(伊達メガネ)

ファッション好きなら「DM=ダイレクトメール」と 脳内変換されると思いますが、「KY語」では伊達 メガネを意味するようです。メガネ男子はついでに 「MD(メガネデビュー)」という「KY語」も覚えておき ましょう。ちなみに、ファッション用語で「MD」といえば、 マーチャンダイザーを意味します。

とりあえず、これらだけは押さえておきましょう。 「ファッション用語は知っているのにファッション系の KY語は知らないんだ?流行ってるのに」と馬鹿にされる 機会が減るはずです。自尊心が高い服オタクならマストな 知識ですよ!(笑)


 本書『KY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのか』 は新書のノリを期待して読むと失敗します。ネタとして、 興味本位で楽しみたい方や、若い子、特にギャルと お近づきになりたい人が読むべきです。「KY語」は 仲間の間でしか通じない隠語です。それが通じたら、 理解できたら、あなたに親近感を抱いてくれるかも しれません。この本に載ってない「KY語」が出てくること もあるでしょう。それでも、400語も「KY語」を眺めていたら、 ある程度、新種・亜種の「KY語」の意味も予測できるはずです。 「コギャル語(90年代中期)」と今の「KY語」を比べても、 それほど進化しているとは思いませんし。



ニックネーム dale at 20:32| Comment(12) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック
この記事へのコメント
北原さんは日本語学では権威のある人だからデータも挙げずにコギャルとKY語には関連があるなんていえないですよ。そのデータ集めがまず難しそうだし。考察が短くなるのもしょうがない気がします。
Posted by ks at 2008年02月12日 22:13
コギャル語・・・懐かしい
MK5とかありましたね〜。
Posted by スネーク at 2008年02月12日 23:54
ファッション関係なく彼女らの本性はこの言葉に全て集約されてると思いますw

【IDD=イケメンなら誰でも大好き】
Posted by Sir Chrono frost at 2008年02月13日 00:36
シャツインゆえにダサイというのは解せんな
Posted by ア at 2008年02月13日 01:19
シャツインがダサいって言うギャルはコムスメでしょう。
そういえば、「NIKITA」休刊してしまいましたね…残念。
Posted by ゴリポン at 2008年02月13日 02:05
YKはないんですね・・・・
Posted by short at 2008年02月13日 18:21
古くはMMKもそうですねw
親の世代位なのかな?
Posted by at 2008年02月13日 22:28
ビジネス用語と間違えそうなもの多いな‥
Posted by ジャック  at 2008年02月14日 09:12
>ジャックさん
確かに
PSI:拡散に対する安全保障とかそんな感じ
CZ:人口ダイヤ・銃
CB:ホンダのバイク
DM:ダイレクトメール

真っ先に別のものが浮かぶなw
Posted by task at 2008年02月14日 22:31
↑あたしもNIKITA残念です!

ほふく前進…!笑
しっかしリアルにギャル世代ですが こんなの誰が使ってるんでしょうね。聞いたことないです。笑

あたしもシャツを出すことはまず無いのでこれは許せません…。
Posted by 五月雨 at 2008年02月15日 07:38
>ksさんへ

権威ある専門家だからこそ、逆に書けると僕は期待していたんですけどねぇ^^;

>スネークさんへ、MMK

MK5とMMKはちゃんと収録されてました!

>Sir Chrono frostさんへ

IDD吹いた。

>アさん、ゴリポンさんへ

必ずしも正しいことが世間に広がっているわけではないんですよね^^;

>shortさんへ

YKKもありませんでした(笑)

>ジャックさん、taskさんへ

僕は先にKY語が浮かんでしまうダメな人間^^;

>五月雨さんへ

MHZはないですよね〜(笑)
Posted by dale at 2008年02月15日 18:41
マヂィSKYじゃね??
Posted by 花音 at 2008年02月27日 21:33
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