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2008年05月09日

POPEYE伝説の裏舞台が楽しめる本

popeye物語―1976~1981

POPEYE.jpg

 1976年の6月25日、武道館でモハメド・アリ対アントニオ 猪木の世紀の対決が行われた前日、当時の平凡出版(現在の マガジンハウス)より、「Magazine for City Boys」という サブタイトルで創刊されたのが『POPEYE』です。 日本の若者のバイブルと言われ、『POPEYE』を真似る 男性は「ポパイ少年」と呼ばれるほど人気があったそうです。

 モノにこだわる(カタログ雑誌)、独特なコピー (気分はもう夏、スグレモノ等)、アメリカ西海岸の ライフスタイルを日本に初めて紹介した(サーフィン、 スケボー等)、オシャレとモテを結びつけた(軽佻浮薄)、 若者向けの雑誌なのにヌードや劇画がない(オシャレに目を向けさせた)。 これが『POPEYE』です。高尚な薀蓄とジェントルマン 思想で溢れていた硬派なファッション誌『MEN’S CLUB』の カウンター的雑誌で、今の若者向けファッション誌の原点 なのではないでしょうか。当時の若者に与えた影響は 計り知れないものがあり、ファッション関する数多くの 本がPOPEYE伝説を取り上げています。

 今でこそ、『POPEYE』は 祐真朋樹氏の影響からか、「エレカジ(エレガントカジュアル)」 というモードよりの内容ですが、『Made in U.S.A』という ムックから出発した雑誌だけに、創刊された当初はストリート 寄りのアメカジでした。「AMERICAN LIFESHOP BEAMS」と いう看板を掲げ、『POPEYE』創刊と同じ年の2月にオープンした、 ビームスとの密接な関係は有名で、創刊号の「カルフォル ニア特集」ですでにビームスの紹介記事があるくらいです。 ビームスとPOPEYEの蜜月の歴史は『popeye特別編集 ビームス』にまとめられているので、 興味のある方は読んでみてください。

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2008年04月25日

色から組み立てる男の服装術

男の価値は「色」で決まる! (ソフトバンク新書 74)男の価値は「色」で決まる! (ソフトバンク新書 74)
今井 志保子

ソフトバンククリエイティブ 2008-04-16
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 本屋に行けばわかるのですが、色をテーマにした女性のオシャレ読本は10冊くらいあっても、それが男性用となると1冊か2冊しか置いていません。男性の服装術の本はたくさんありますが、色を切り口とした 男性の服装指南本は非常に少ないのです。

 それもそのはず。男性の服装術というのは、抑制された ストイックな着こなしが基本だからです。制限のある中で、 いかに人と差をつけるか。ディテールを凝るか。そこが勝負です。 もちろん、色も例外ではなく、男性のスーツスタイルはあまりの 地味さに「ドブネズミルック」と昔は言われていたくらいです。 60年代後半に「男ももっとカラフルにいこうぜ!」と 「ピーコック革命(孔雀革命)」なるものが起こり、 一時的にスーツのVゾーンがカラフルになったのですが、 今でも、「華美」「オシャレ」「軽薄」といったものに 直結する、「色」「ビューティー」に抵抗のある男性が 多いと思います。

 それでも時代は変わり、「ちょいワルブーム」を経て、 今では男性も女性同様「見た目」で判断され、序列化される 時代になりました。男性が女性のように、「ビューティー」や 「オシャレ」にこだわるのは普通になったのです。「見た目」で 判断され、序列化されるのですから、視覚情報の8割を占めるという 「色」の使い方は重要です。「色」をテーマにしたスーツの 新書が出てくるのも自然な流れと言えるでしょう。

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2008年04月15日

大切なのは「センス」でも「知識」でもなく「装熟度」です

スーツの適齢期 (集英社新書 433H)スーツの適齢期 (集英社新書 433H)
片瀬 平太

集英社 2008-03
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 男性のスーツ読本というのは、かの有名な落合正勝氏の 『男の服装術』にせよ、『週間ポスト』で「ファッション はニュースだ!」を連載している中島渉氏の『 スーツの法則』にしても、 だいたい、うんちくと精神論で構成されており、 「服装とは中身である。教養である」というスタンスです。 そのクラシック原理主義とでも言いましょうか、あまりの 説教臭さと小難しい内容に嫌気をさした男性も多いと思うのですが、 そういう男性に向けて登場したのが「大切なのはお金ではなく センスです」というコピーを掲げる『LEON』です。 「センス」という「知識」と対極の概念を中心に据え、 「ちょいワル」「モテ」というキャッチーな言葉を並べ、 「もっと気軽におしゃれを楽しもうぜ」とミドルエイジに 向けて働きかけたのです。

 こうして、「ちょいワル」は社会現象となり、 ミドルエイジの服装術は「中身・品格」VS「外見・軽薄」 という図式になったのですが、そこに新しく、今までには ない「装熟度」という切り口で参戦してきたのが本書 『スーツの適齢期』です。

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ニックネーム dale at 20:43| Comment(6) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2008年04月07日

シャネルが最強なのはシャネルだから

シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書 100)シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書 100)
山田 登世子

朝日新聞社 2008-03-13
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 ファッションデザイナーに関する本で、一番数が多いのがシャネルです。 シャネルの生い立ち(過去を語らない女シャネル)、 シャネルの激しい気性(皆殺しの天使)、シャネルの恋愛と媚 びない生き方(孤高)、シャネルとブランド論(意匠権)、 シャネルとモード(コルセット、ジャージ、黒とか)、数々の 伝説を残しているので、いろんな切り口で多数の人が言及しています。 ファッションの専門家はもちろん、「齋藤メソッド」の斎藤孝氏ですら シャネルに関する本を出しているくらいです。

 本書『シャネル 最強ブランドの秘密』もそんなシャネル本の 中の一冊。著者は山田登世子氏で、氏は過去の著作で シャネルに関して多々取り上げています。もしかしたら、 シャネルに関する本を一番出している人かもしれません。 にも関わらず、山田氏はシャネルがあまり好きではないのです。 本書の冒頭で「私はいわゆるブランドとしてシャネルが大好きという わけではない」と書かれていますが、別の著作で「シャネルは嫌い」 とはっきり述べているのを私は知っています(笑)と、ちょっと 意地悪な書き方をしましたが、要するに、著者はブランドとして、 デザインとしてのシャネルは嫌いで、人物としてのシャネルに 惹かれているのですね。そんな山田氏が、シャネル論を 論じるのですから、当然、シャネルというブランドではなく、 シャネルという人物が話の中心になっています。

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ニックネーム dale at 17:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2008年03月29日

漫画で学ぶスーツスタイル

マンガでスーツを愉しんでみませんか - [スーツ]All About
http://allabout.co.jp/gs/suit/closeup/CU20080329A/index.htm

王様の仕立て屋―サルト・フィニート (1) (ジャンプ・コミックスデラックス)王様の仕立て屋―サルト・フィニート (1) (ジャンプ・コミックスデラックス)
大河原 遁

集英社 2004-01-05
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 All Aboutのファッションページで『王様の仕立て屋〜 サルト・フィニート〜』を見るとは。私も全巻揃えて いますが、これはほんとオススメ(何回も取り上げていますが汗)。 簡単に言えば、『美味しんぼ』のクラシックファッション版で、 ウンチク満載の漫画です。

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ニックネーム dale at 10:36| Comment(6) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2008年03月27日

エアジョーダン23周年アニバーサリー

スニーカーJack premium AIR JORDAN 23th

air_jordan_w.jpg

 2月23日、マイケル・ジョーダンの代名詞となっている 背番号「23」を示す、23番目のエアジョーダン(スニーカー)が ナイキからリリースされました。エアジョーダン1(以下AJ1)が 誕生して今年で23年目です。ファッション誌『street Jack』 ではエアジョーダン23周年を記念して『 スニーカーJack premium AIR JORDAN 23th』 を刊行。一冊丸々エアジョーダン特集です。

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ニックネーム dale at 21:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2008年03月20日

STUDIO VOICE4月号はエディ・スリマン特集

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2008年 04月号 [雑誌]STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2008年 04月号 [雑誌]

INFASパブリケーションズ 2008-03-06
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 エディのロングインタビュー、エディのアート履歴7作、 エディを理解するための15の音楽と10の写真集、エディと 親交のあるアーティストが語るエディ像、などなど、 多面的にエディに迫っているのがSTUDIO VOICE 4月号 の「ANTI-UTOPIA:HEDI SLIMANE」。50ページにわたる特集 なので読み応えがあります。エディファンは必読でしょう。

 内容的にはファッションよりも写真に対するこだわり やアートの話が中心です。エディは11歳のときに写真に 目覚めた(誕生日祝いのお金で機械式のニコンを購入)そう ですが、才能がある人は幼少期に目覚める人が多いですよね。 クリスチャン・ディオールは3歳の時から衣装のデッサン を書いていたそうですし。と話が少し脱線しましたが、 エディのアートや写真に対する考え方がとてもよくわかる 特集です。ファッションについての言及ももちろんあって、 川久保玲に対する印象を述べていたり、Bボーイスタイル についての考えを述べていたり、なかなか興味深いですよ。

―写真家になろうと思ったことはありますか?
「何度も思った。そうしようと思っていたら、ほとんど 偶然みたいに、ファッション界につかまったんだ。心の 底では僕は何より写真家だと思っている。だけど同時に 服を作ることも心の中で大きな位置を占めている。 といっても、結局、どちらも同じこと。同じテーマを 扱うためのふたつのメディアということだ」

これが一番、印象に残りました。ディオールオムでの エディはトレンドセッターでしたが、トム・フォードみたいな マーケター型のクリエーターではなく、エディは根っから のアーティストなんだな、と。自分の中の世界観を写真や 服を通して出力しているだけなんですね。それでも、やはり、 ファッション好きとしては、その復活が待ち遠しいものです。 写真は見るだけですが、服は着る楽しみ(エディの世界観と共振する) もありますし。

ニックネーム dale at 20:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2008年03月12日

ほとんどのメンズファッションはミリタリーに通ず?

スーツ=軍服!?―スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった!!

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 同じ服飾史本でも『スーツの神話』が「思想」という 視点なら、本書『スーツ=軍服!?―スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった!!』 は「軍服」という切り口で、スーツをはじめとした、 クラシックなアイテム、例えば、トレンチコート、 ブレザー、ネクタイなどについて言及しています。 「スーツ=軍服!?」というキャッチーな題名ですが、 内容は非常に硬派。落合正勝氏の著作からの引用もあり、 話も細かい(よく調べている)ので、読むと 落合イズムを感じるうんちく本です。

 では具体的にどんなことが書いてあるのか。 序章の「我々の身近にあるミリタリーファッションの 影響」から一部、抜粋してみます。

以下のような事実をどれだけの人が理解しているでしょうか。 例えば、

・スーツ型衣服の原型はルイ14世時代の軍服である
・トレンチ・コートは本来「塹壕用のコート」の意味である
・カーディガン、ラグラン袖はクリミア戦争で生まれた
・腕時計は軍隊で携帯用の時計として、第一次大戦で一般に普及した
・女性が短いスカートを穿くようになったのも戦争の影響である
・フロックコートはプロシャの軍服から、タキシードは英海軍の礼装から生まれた
・ダブルのブレザーの語源は英海軍の軍艦「ブレザー」である
・ブルゾンやパーカーは米軍の戦闘服が原型。それまで軍隊に戦闘服などなかった
・Tシャツはもともと米軍の衣料として普及した
・ダブルのスーツの襟の形は騎兵の正装から、シングルはアウトドア用の コートから生まれたが、その源流もすべてナポレオン時代の軍服にある
・英国人にとってレジメンタル・タイが特別な意味を持つのは、 陸軍においてレジメント(連帯)が別格な組織だからである
・軍隊の敬礼の由来は、汚れた手を隠し帽子を汚さないための 英軍の習慣である

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ニックネーム dale at 19:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2008年03月07日

宝島社のファッション誌読本

おしゃれ革命 [別冊宝島1504] (別冊宝島 1504 ホ-ム)おしゃれ革命 [別冊宝島1504] (別冊宝島 1504 ホ-ム)

宝島社 2008-02-07
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 宝島社の、宝島社による、宝島社ファンのための、 ファッション誌読本です。宝島社のファッション誌と 言えば、『CUTiE』『smart』『spring』『mini』といった、 ストリート系雑誌が有名ですよね。

 『宝島』はサブカルチャーに強いので、 『ストリートファッション(CUTiEの母体)』も その切り口で作ったところ、これが当たって、以降、 『CUTiE』のメンズ版である『smart』が、 『CUTiE』のお姉さん誌の『spring』が、 『smart』のレディース版の『mini』が、という感じで、 次々と新しいファッション誌を創刊していき、 ファッション誌の一大帝国を作っていきます。 本書『おしゃれ革命』 では『CUTiE』『smart』『spring』『mini』『sweet』 『inred』の6誌を取り上げ、創刊秘話、当たった企画、雑誌の柱と なったショップやブランド、発行部数の増減など、 主に雑誌の裏舞台が書かれています。スタッフや関係者の意見を交え、 その当時のことが具体的に描かれているので、宝島社好きにはたまらない ムックでしょう。宝島社のファンではなくても、 宝島社のストリート雑誌はそのまま裏原系の歴史とも リンクするので、宝島社の雑誌からストリートの流れを 読むという楽しみ方ができます。

 「CUTiEは挫折から生まれた雑誌だった」 「smartがメンズファッションの土台を大変革」 「シンプル&カジュアルの波はminiが起こした」という感じで、 基本的にはサクセスストーリが中心です。 『MEN'S ROSES(お兄系)』『steady.(OL層向け)』 『MonoMAX(元smartMAX)』などの創刊して年数があまり経って いない雑誌や、こけた雑誌についての言及はほとんどありません。 それが少し残念ですが、それを割り引いても、懐かしの写真 (1996年のエイプ、1997年のアンダーカバー、 1998年のラングジーンズとか)、豪華なゲスト (NIGO氏が裏原について語ったり、土屋アンナさん・今宿麻美さんが miniを語ったり、ビームスの南馬越一義氏まで登場したり)、 ちょっとしたブランド・ショップ・クリエーターの説明なんかも あるので、資料としても貴重だと思いますよ。

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ニックネーム dale at 21:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2008年02月27日

『WWD FOR JAPAN all about2008S/S』はファッション誌特集

WWD FOR JAPAN all about2008S/S

 「WWDジャパン2008年版雑誌特集 雑誌に未来は あるのか?完全保存版」と表紙に書いてあります。 WWDのファッション誌特集は毎年7月なのですが、 今年は早いですね。

 内容はいつもとそう変わりませんが、「○○編集長の 考えるポジショニング図」や「人気雑誌のスタイリスト ・モデル・フォトグラファー・ヘアメイク500人」が ないのです。「○○編集長の考えるポジショニング図」は 「ファッション誌の分類&解説」記事を作成するのに、 いつも参考にしていたので残念です。その代わり、 「最新女性誌マトリックス2008」というのが載って いました。思うところがあったので、一部突っ込み。

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ニックネーム dale at 19:37| Comment(5) | TrackBack(1) | 書評・オススメのムック

2008年02月26日

『WWD FOR JAPAN MEN’S 2008S/S』が値上げ

WWD FOR JAPAN ALL ABOUT2008SPR (2008)

 年2回発行の恒例の雑誌。最近のファッションニュース を眺めるのに最適で、500円とは思えない内容の充実振りに、 毎号、購入をオススメしているのですが、なんと、値段が 倍になりました。476円から933円にアップです。「Roen」 のクリアファイルはいらないので、いつもの値段が良かった・・・。 明日、取り上げる「WWD FOR JAPAN all about2008S/S」の方も476円から933円に値上げです。 私はいつも2冊まとめて買うので、レジでびっくりしましたよ。 あれ?こんなに高かったっけ?と。それでも、 最新のファッション情報がまとめられているので買いますけど。

 内容は、巻頭特集、最新のメンズファッション情報 (コレクションのダイジェストやトレンド情報)、 最新のアイウェアニュース、ビッグメゾンの広告、と、 いつもどおりです。巻頭特集はクリスの新生ディオール オムについて。コレクション全47ルックが見開き 2ページにまとめられていたり、クリスやCEOへの インタビューなどが載っています。あとは、 トム・フォードとトム・ブラウンのダブルトムや 阪急メンズ館情報なんかも。

 毎回楽しみにしている「山室一幸のメンズトレンド トーク」のコーナーには長谷川潤さんが登場していました。 このコーナーは、杏さん、知花くららさん、SHIHOさん、 押切もえさん、といった、話題になっている旬の女性が 登場します。長谷川潤さんが選ばれたということは、 今はやはり『ViVi』の勢いがいいのかな、と思ったり。 初のフォトエッセイ集も発売されるようですし。

 『WWD FOR JAPAN MEN’S 2008S/S』は約1,000円になりましたが、ファッション好き、特にモードファンはマストな一冊です。 既に知っている情報がほとんどだと思いますが、数年後に読み返すと 面白いですよ。

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2008年02月25日

男も「見られる」時代に 書評『「モテ」の構造』

「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書 407)「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書 407)
鈴木 由加里

平凡社 2008-01
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 本書『「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書 407)』は モテの構造を紐解き、モテモテになろうというハウツー 本ではなく、今の若い男性は「モテ」と「見た目」に ついてどう考えているのか、考察している本です。

第1章 「モテ」とは何か
第2章 「カッコイイ」と「コンプレックス」の関係
第3章 男と見た目とおしゃれ
第4章 「モテ」の教科書を点検する
第5章 モテないということ、モテるということ

 第1章は女性誌の「モテ」について、第2章は主に 「チビ・デブ・ハゲ」のどれが一番辛いのかについて、 第3章は世代論と価値観の変遷について書いてあります。 第4章は『LEON』を取り上げ、アンチ『LEON』派に 痛快に突っ込みを入れていたりして、楽しく読めたのですが、 肝心の若者の「モテ」の教科書(サロンボーイやお兄系) ついての言及がなかったのが残念(巻末でちょっとだけ 触れてたけど)。で、第5章を読むと、著者の言いたいこと は全て5章にまとめられており、5章までは壮大な前フリで あることがわかります。おそらく、著者の言いたいことは これでしょう。

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2008年02月12日

ファッション好きとして知っておきたい「KY語」

KY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのかKY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのか
北原 保雄(編著) 「もっと明鏡」委員会(編集)

大修館書店 2008-02-07
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 昨年、「KY(空気読めない)」という言葉が流行り ましたが、今年に入ってからも『ViVi 2月号』の 「最新流行語」で「SKY(スーパー空気読めない)」が 1位になるなど、まだまだ話題の「KY語」。そろそろ 「KY」に関する本が出るだろうなぁと思っていたら、 やはり出ましたね。それも文学博士の北原保雄氏編著で。

 今回取り上げる『KY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのか』 はちょうど新書くらいのサイズです。 「ローマ字略語がなぜ流行るのか」という副題がついているので、 どんな面白い考察が書いてあるんだろう?と期待して読んでいたら、 考察ページはわずか13ページでガッカリ。 残り120ページくらいは「KY語」の解説です。主要単語集、基本単語帳と 重要度別に解説してありますが、主要単語集の小話以外、 本当にどうでもいいことばかり書いてあります。 もっと「KY語」についての考察が欲しかったところ。

 例えば、「KY語」というのはいわゆる「コギャル語」と 密接な関係があると思うんですよ。「MM(マジマッハ)」 なんてコギャル語の「マッハ○○」の名残を感じますし、 「BMW(馬鹿丸出しの若者)」も「チョーBM(馬鹿丸出し)」 というコギャル語があります。こういう、普通の人には 意味がわからない閉鎖的なコギャル語は、ポケベルの 普及とともに広がっていったと言われています。 本書にも「KY語は決して新しいものではない」と書いてあります。 それなのに、ポケベルやコギャル語に関する話は一切出てきません。 「社会のIT化が生み出した想定外の産物ー。それこそが 「KY式日本語なのだ」」で説明はほぼ終わりです。 個人的にはギャルのお話も読みたかったので残念でした。

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2008年02月08日

ファッション・モードの入門書

ファッション:ブランド・ビジネス (カルチャー・スタディーズ)ファッション:ブランド・ビジネス (カルチャー・スタディーズ)
山室 一幸

朝日出版社 2002-02
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 昔の本も取り上げて欲しい、という意見があったので、 ちょくちょく過去の本の紹介もしています。今回取り上げるのは 『ファッション:ブランド・ビジネス (カルチャー・スタディーズ)』。 著者は『WWD』の編集長山室氏です。この本は、 ファッション好きなら多くの人が持っているのではないしょうか? 雑誌やWEBでコレクションを見る前に、本書に書いてある 内容くらいは知っておきたいものです。それくらい基本的 な事が書かれている一冊です。

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2008年02月04日

ソニアのショッピングマニュアルT&U

ソニアのショッピングマニュアル 1 新装版 (1)ソニアのショッピングマニュアル 1 新装版 (1)
ソニア・パーク

マガジンハウス 2007-12
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ソニアのショッピングマニュアル 2 (2)ソニアのショッピングマニュアル 2 (2)
ソニア・パーク

マガジンハウス 2007-12-10
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 「ARTS & SCIENCE」のメンズウエアの展開(詳細はHUGE2月号で)と『ソニアのショッピングマニュアル 2』 が話題になっている、人気スタイリストのソニアパーク。第1弾の 『ソニアのショッピングマニュアル 1』 は完売したそうですが(今出ているのは新装版)、 第2弾の『ショッピングマニュアル2』も面白いです。

 たいていの女性のおしゃれ読本は、当たり前ですが、 女性のために書かれており、内容も自己啓発的なものが多く、 男性が読むには退屈なのですが、この本はそんな ことはありません。なぜなら、ソニアパークはメンズも 好きなスタイリストだからです。むしろ、セレクトが 男性的と言っても過言ではないくらい。ルイジボレッリ、 オールデン、ブルックスブラザーズ、ラコステといった クラシックなブランドから、リーバイス501、ニューバランスM1700J、モンベル、パタゴニア、ナンバーナイン、キャロルクリスチャンポエルといった、メンズ色の強いブランドまで載っているので、男性も楽しめます。

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2008年01月25日

グンゼのパンツ検定が本に

パンツ検定パンツ検定
パンツ検定製作委員会

ぴあ 2007-10-29
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  グンゼのパンツ検定シーズン1が本になったようです。 WEB上でも問題と回答は見れますが、解説は本でしか 読めません。『英単語ターゲット1900』みたいなサイズと ノリの本なので、繰り返し読んで勉強に使えますが、 よほど下着に深い思い入れでもない限り、一回読んで 終わりです(笑)

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2008年01月11日

数少ない靴のうんちく本

靴の事典―下駄をはいた?靴の事典―下駄をはいた?
岸本 孝

文園社 2000-05
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人を決定的に辱める行為として、欧米人はみんなの見ている 前で靴を無理矢理脱がせること、を考えるそうです。 それは、私たち日本人にとって下着を剥ぎ取られるのと 同じくらい屈辱的なことだと言います。靴はそれほど、 命の次かにか、次の次ほど大切な存在であるらしいのです。

 ちょっとおおげさな感じもしますが、 日本人は靴を履く生活の歴史が浅いからか(文化の 違いだけど)、欧米と比べ、靴が軽んじられている 気がします。ファッション関係の本を読んでいても、 靴は何かのついでに語られることが多く、まるまる一冊、 靴について書かれている本は少ないです。 スニーカー、ドレスシューズ、という「モノ」という 切り口なら多少はありますが、「靴」という切り口だと ほとんど見たことがありません。「メガネ男子」ですら あるのに、「クツ男子」はないのです!(笑)

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2007年12月27日

スナップされたい人は必読『ファッションニュース2月号』

FN (ファッションニュース) 2008年 02月号 [雑誌]FN (ファッションニュース) 2008年 02月号 [雑誌]

INFASパブリケーションズ 2007-12-26
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 『ファッションニュース 2月号 』の特集は「東京ストリート スナップする人される人」。 『FRUiTS』発行者であり、フォトグラファーでもある 青木正一氏やナラ様ことストリートスナップのカリスマ 奈良裕也氏へのインタビュー、『CHOKiCHOKi』と オシャレキングの解説、各スナップ媒体の出現スポット、 スナップする人される人から支持されているお店 (71店舗)の紹介、東コレ会場でのスナップなど、 内容盛りだくさんのスナップ大特集です。

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2007年12月10日

「衣食住」で「衣」が最初にくる理由

 「あれはね、食住は獣もなすが、衣を享受することは人間のみに 与えられた尊厳である。しかして、衣こそが食住の先となる。 平たく言えば、あらゆる生物において、食は命の糧であり、 住は平安を得る場所である。人間は当然として、あらゆる動物も また餌を食べ、平安を得るために巣作りをし、子を産む。 ただ、人間のみが、自身の意思で衣服を身にまとう。それが 人間の尊厳をあらわすため、形態こそ違え、他の動物もする 行為より上に位置するといった意味になる」


 『アイビーは、永遠に眠らない―石津謙介の知られざる功績』を読んで、一番印象に残ったのがこれ。目から鱗。 故・石津謙介氏(以下、石津謙介氏)は 「ファッションとは『衣食住すべてを含む世の中の時流』 という意味が第一定義であるべきだ」と『男たちへの遺言 ダンディズムの方法60』で 述べている通り、衣食住、すなわち、服だけではなく、 ライフスタイル全般にこだわっていたようです。 「衣食住」という言葉の並び順にも疑問を抱き、いろいろ 調べたり、友人に聞いた結果、教えてもらったのが、上記の説明。 ちなみに、その友人というのが、本書『アイビーは、永遠に眠らない』の著者だったりするの ですが、なんという、自作自演なのでしょうか(笑)

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2007年11月29日

イラストでたどる日本のおしゃれ

日本のファッション 明治・大正・昭和・平成日本のファッション 明治・大正・昭和・平成
城一夫 渡辺直樹

青幻舎 2007-09-20
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 日本のストリートファッション史をテーマに書かれた 本は、最近だと、『族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史 』、 『洒落男(しゃれお)な時代』、 『ストリートファッションの時代―今、ファッションはストリートから生まれる。』 の3冊でしょうか。『族の系譜学』 は○○系(○○族)を切り口にストリートファッション (サブカルチャー)を考察し、『洒落男な時代 』は メンズファッションの流れを世代別に紹介し、 『ストリートファッションの時代 』 はストリートファッションの教科書という内容。 3冊とも小難しく書かれているので、よほど、 ファッションに興味がないと楽しく読めないかも しれません。

 しかし。今回、紹介する『日本のファッション 明治・大正・昭和・平成』は違います。 小難しく感じる文字ではなく、イラストで日本の ストリートファッションをたどっているのです。 もちろん、年代ごとに文字でも解説してあるのですが、 それはおまけ程度。やはり見所は400点にも及ぶ イラストです。「流行は繰り返される」とよく言われ ますが、視覚化されると、それが手に取るように わかります。イラストならではのわかりやすさ、 といったところでしょうか。

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2007年11月24日

書評『20世紀ファッションの文化史』

20世紀ファッションの文化史―時代をつくった10人20世紀ファッションの文化史―時代をつくった10人
成実 弘至

河出書房新社 2007-11
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 本書『20世紀ファッションの文化史―時代をつくった10人』 は著者が20世紀を代表するデザイナー10人を選び、その 生涯を振り返りながら、そのデザイナーが活躍した時代の アート、ファッション、社会との関係性を見ていく一冊。

 登場するデザイナーはワース、ポワレ、シャネル、 スキャパレッリ、マッカーデル、ディオール、 クアント、ヴィヴィアン、川久保玲、マルジェラの10人。 アルマーニ、ラガーフェルド、カルダン、ラルフローレン、サンローラン、 バレンシアガなどの重要人物が入って いませんが、著者が言うには、「デザインの創造性と 社会変革への意思という観点から判断した結果」だそう。 アートよりの視点なので、『ファッションの世紀―共振する20世紀のファッションとアート』 あたりを前もって読んでおくと、より楽しめると思います。 以下、各章ごとに内容を簡単に紹介。

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2007年11月02日

『The Whole USA Catalog』を読んで古着屋に行こう

The Whole U.S.A. Catalog (ぶんか社ムック 193)

The Whole USA Catalog.jpg

 裏原、もしくはそれ以前にファッションに目覚めた 人はアメカジを通っていると思うのですが、 ディオールオムくらいからファッションに目覚めた人は アメカジを通っておらず、アメリカブランドをあまり 知らない人も多いはず。そんな人にオススメなのがこの 『The Whole U.S.A. Catalog』。

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2007年10月12日

『TOKYOファッションビル』を読み終えて

TOKYOファッションビルTOKYOファッションビル
川島 蓉子

日本経済新聞出版社 2007-05-22
売り上げランキング : 87930

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 著者は伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子氏。 「まち・みせ・ひとの動きから市場を読む」ことを 生業とするマーケター。『洒落男(しゃれお)な時代』では 「ひと」中心にアイビー、渋カジ、ウラハラ等を 振り返りながら、メンズファッションがどこに 向かっているのか、という過去から現在までの トレンドの流れが簡潔にまとめられているのですが、 本書『TOKYOファッションビル』では、「まち」と 「みせ」を切り口に、どのように原宿と渋谷が ファッションの街になっていったのかが書かれています。 『洒落男(しゃれお)な時代』同様『TOKYOファッションビル』も 基本的には流行の歴史本ですね。

 内容を一部、紹介すると、

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2007年10月05日

【鞄】【靴】【腕時計】完全メンテナンスマニュアル

〈鞄〉〈靴〉〈腕時計〉完全メンテナンスマニュアル―大事な逸品と一生付き合うための必須ノウハウが満載 (Gakken Mook)

完全メンテナンスマニュアル.jpg

 題名の通り、鞄、靴、腕時計についてのマニュアル本。 お手入れの仕方は、雑誌や本の巻末におまけ程度にしか 載っておらず、テクニック、オススメのケアグッズや 修理の名店など、詳しい情報をもっと知りたかった人も 多いはず。それらの情報がきちんとこのムックでは 網羅されています。ケアにかかる所要時間、 グッズにかかる経費、ケアの頻度、作業の難易度、 ワンポイントアドバイス、と具体的に数字や文章で 明示されており、とても参考になりました。

 その一部を紹介しましょう。まずは、靴の「デイリー ケア」のページから。

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ニックネーム dale at 20:54| Comment(7) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2007年09月26日

WWD FOR JAPAN ALL ABOUT2007-08

WWD FOR JAPAN ALL ABOUT2007-08 (2007)

 半年に一度出る恒例の雑誌。最近のファッション ニュースを眺めるのに最適です。WWDを購読している人は あまりありがたみを感じないと思いますが、 そうでない人は、お値段も500円と安いですし、 買っておいても損はないでしょう。

 この号で是非、読んでおきたいのがWWD初の「食」特集。 なぜか、モード好きは食にもこだわる人多いですよね。 特にフランスを感じるからなのか、チョコレート好きと いいますか、チョコレートマニアが本当に多いと 感じています。

 WWDの食特集では、デパ地下の情報から、東京ミッド タウンや新丸ビルの話題のレストランまで取り上げら れているので、最新の情報をゲットしておきましょう。 女性のご機嫌取りに使えると思います。グルメ雑誌の ポジショニングマップまでついているので勉強に なりました。

ニックネーム dale at 19:20| Comment(9) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2007年09月26日

WWD FOR JAPAN MEN’S all About2

WWD FOR JAPAN MEN’S all About2 (2007)

 巻頭特集、最新のメンズファッション情報、 最新のアイウェアニュースといういつもの3本立て。 「4000字で語る、アイウェア業界の時事問題」が 興味深い内容でした。世界のアイウェアはルックス オティカに支配されてるんですねぇ〜。鯖江市頑張って!

 巻頭特集は「世界を刺激する新・東京メンズの群像」。 ナンバーナイン、ロエン、キモノリモリシタ、 アタッチメント、ミハラヤスヒロ、マスターマインド、 Nハリウッド、ロアー、キョウジマルヤマ、ボタニカの 活躍に迫っています。これらのブランドは大きく、 雑誌『SENSE』系で括れると思いますが、 このロック、黒、スカル、というイメージが東京メンズの アイデンティティになろうとしているのかもしれないですね。 だとしたら、次にブレイクするのはキリュウキリュウあたりかな?

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2007年09月20日

アイビーとプレッピーの違い

IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーボーイ図鑑IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーボーイ図鑑
穂積 和夫

愛育社 2003-09
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 今期はアメトラ(アメリカントラッド)が注目を集めて いる影響で、どの雑誌を開いても「アイビー」と 「プレッピー」というキーワードを見かけると思います。

 アイビーとプレッピー。雑誌で使われている アイテムやスタイリングを見れば、なんとなく違いが わかると思うのですが、アイビーを感覚で捉えては いけません。「おしゃれをすることはごく自然な行為で、 そこには文法などあるはずがないと思っていた。ところが アイビーには文法がついて回っている」と 『アイビーの時代』 でくろすとしゆき氏が述べているように、 アイビーには細かいルールがあるのです。その薀蓄にも 似たルールを覚えるのが、アイビーをマスターする 近道です。細かいルールについては『IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーボーイ図鑑』を是非、読んで欲しいのですが、 今回は大まかにアイビーとプレッピーの違いについて、 言及したいと思います。では、まずはアイビーに ついてから。

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2007年09月17日

ファッション好きの男は下流なのか?『下流社会第2章』

下流社会 第2章  なぜ男は女に“負けた下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか (光文社新書)
三浦 展

光文社 2007-09-14
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 毎度おなじみの下流度チェックから始まる本書 『下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか 』 はベストセラーになった『下流社会 新たな階層集団の出現』の続編にあたります。前著は「下流」という キーワードを取り上げ「格差社会」について 分析していましたが、「第2章」では主に男性の 下流化にある背景を掘り下げながら、 「SPA!男」と「SMART男」を下流男の代表として 論じています。

 「SPA!男」は前著でも登場したので説明は省き ますが、「第2章」の注目は何と言っても初登場の 「SMART男」です。「SMART男」とは男性ファッション 誌『SMART』読者のこと(イメージがわかない人は 「眼鏡男子」を思い浮かべてください)。著者によると、 『SMART』はストリート系のファッション誌なので、 読者にフリーターが多く、つまるところ下流なのだそう。 おそらく、著者の中では、前著に登場した「かまやつ女 (イメージはサブカル好きの美容師系)」の男性 バージョンという位置づけなのでしょう( 「第2章」ではなんと「かまやつ女」と「腐女子」を イコールで結び下流と述べています)。

 では、どんなことが書かれているのか、その一部をピック アップしてみます。

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2007年09月16日

STUDIO VOICE10月号は「ファッション写真集」特集

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 10月号 [雑誌]STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2007年 10月号 [雑誌]

INFASパブリケーションズ 2007-09-06
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 ファッション好きは必見です。1900年代前半から 現在まで、各々の時代の背景に触れながら、 写真集のレビューをしています。 その数なんと170!ファッション写真集ガイドとして 保存しておきましょう。

 ファッション好きって、マニアになればなるほど、 「モード好き」と「クラシック好き」に分かれると 思うんですよ。不思議なもので、この2つに同じくらい 愛を注いでいる人はそういません(特に男性は)。 モード好きはデザイン、グラフィック、アートとか そっち系に、クラシックは服飾史、素材、薀蓄に 走りますよね。私は言うまでもないけどクラシック派。 書棚に100冊以上本(雑誌、ムック抜いて)があるにも 関わらず、ファッション写真集が一冊もありません(笑) これを機に、ファッション写真集にも手を出して行こう と思います。探すの大変だろうな・・・。

ニックネーム dale at 21:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2007年09月13日

ルイヴィトンの戦略についての本

ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略
長沢 伸也

東洋経済新報社 2007-08
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 ルイヴィトンに関する本はたくさん出ており、 中でも、LVJを創り上げた秦郷次郎氏(元LVJ社長)の『私的ブランド論―ルイ・ヴィトンと出会って』 とLVJの親会社であるLVMHグループの総帥が語る 『ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る』 は名著なので是非とも読んで欲しいのですが、 今回取り上げる『ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略』 はルイヴィトンのマーケティング戦略を4P (製品・価格・流通・販促)とブランドの観点ごとに 分析し、ルイヴィトンという巨大ラグジュアリー ブランドがいかにして創られたのか、わかりやすく 説明しています。

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2007年09月11日

最高級靴読本Vol.3は買うべし

最高級靴読本 Vol.3―最新品番付カタログ688足 世界の名靴全網羅 (3) (ビッグマンスペシャル)最高級靴読本 Vol.3―最新品番付カタログ688足 世界の名靴全網羅 (3) (ビッグマンスペシャル)

世界文化社 2007-09
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 Vol.1は450足、Vol.2は560足、そして最新の Vol.3は688足の素晴らしき靴が紹介されています。 Vol.3もギルドオブクラフツの山口千尋氏による 各ブランドの評価(今回は全ブランドには及んでいない) が一番の見所なのですが、「5万円靴、実力徹底検証」と いうコーナーでは実際に靴を解体して分析していたり、 「エドワードグリーン歴代傑作大図鑑」では新旧グリーン を見分ける3つのディテールなんかも載っており、 相変わらずマニアックで読み応えがあります。

 余談ですが、ドレスシューズ(高級靴)を扱っている 本やムックは少なく、体系的に知るにはこの最高級靴 読本シリーズが最高だと私は思っています。 初心者にもマニアにも本当にオススメ。 Vol.1、Vol.2ともにアマゾンで定価より高い値がついてる ことからもわかるように、かなり人気があります。 今は靴に興味がないとしても、これより いい教材はなかなかないので、入手困難になる前に 是非、買っておきたい一冊です。

ニックネーム dale at 21:10| Comment(9) | TrackBack(1) | 書評・オススメのムック

2007年08月23日

オヤジルックがギャルに人気

ViVi (ヴィヴィ) 2007年 10月号 [雑誌]
ViVi (ヴィヴィ) 2007年 10月号 [雑誌]
講談社 2007-08-23
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 ViVi10月号 を読んでいると「オヤジルックが来た!」という気に なる見出しが。オヤジがデイリーに 愛用しているネクタイ、ベスト、スラックス、 カーディガン等がガール用に続々と登場しているので、 それらをコーディネートに1つMIXするのが今風だそう です。

 今期はアメリカントラッド(プレッピー、アイビー) がメンズで話題なのですが、ViVi以外の女性誌も チェックしてみると、レディスでもこの古き良き 時代のオヤジファッションとでも言うべき、 アメリカントラッド(特にプレッピー)が注目を 集めていることがわかりました。

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ニックネーム dale at 19:06| Comment(9) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2007年08月14日

アルマーニ初の評伝

ジョルジオ アルマーニ 帝王の美学
ジョルジオ アルマーニ 帝王の美学レナータ モルホ 目時 能理子/関口 英子

日本経済新聞社出版局 2007-07-21
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 20世紀で最も成功したデザイナーであり、 雑誌フォーブスの世界長者番付においても、 常にランクされているアルマーニ。 モードの帝王、ジャケットの帝王、ミラノキング、 マエストロ・ディ・マエストロ、ファッション界の モンク、ミラノの3G、モード界のミケランジェロ、 完璧主義者。アルマーニを称える言葉はたくさん あるのですが、本書『ジョルジオ アルマーニ 帝王の美学 』 はアルマーニの華やかな一面だけではなく、 医学の道から偶然アパレルの世界に入った経緯、 パートナーのセルジオ・ガレオッティとの出会いと別れ(アルマーニはゲイ)、クリエーションの 源となった家族の話など、プライベートについても 詳しく書かれています。

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ニックネーム dale at 18:29| Comment(5) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2007年07月24日

スーパーモデル入門にオススメな一冊

ミューズ―美しき女神たち
ミューズ―美しき女神たちBanana Boat Crew

二見書房 2007-07
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 本書『ミューズ―美しき女神たち』は 『ヴィジョナリーズ―ファッション・デザイナーたちの哲学』 のスーパーモデル版といったところ。

 登場するスーパーモデルはリンダ・エヴァンジェリスタ、 ヘレナ・クリステンセン、 シンディ・クロフォード、クラウディア・シーファー、 クリスティ・ターリントン、トリッシュ・ゴフ、 ステラ・テナント、ケイト・モス、ジゼル・ブンチェン、 ジェマ・ワード、イリナ・ラザルヌの11人。

 彼女たちの簡単なプロフィールや名言が載っているのですが、 やはりメインは写真でしょうか。ランウェイからプライベートまで 美しい写真が満載です。ただ、せっかくの美しい写真がモノクロなのと ナオミ・キャンベルが取り上げられていないのが 少々残念。個人的には写真よりもスーパーモデル達の 名言の方が興味深かったかな。

 「1日1万ドル以下の仕事だったら、ベッドから出ないわ(リンダ・エヴァンジェスタ)」 はスーパーモデルという時代を象徴する名言ですし、 「モデルをするということは絵を生み出すということ( ヘレナ・クリステンセン)」「自分の価値が見かけに縛られる 職業。それがモデル(クリスティ・ターリントン)」など はモデル哲学というかポリシーを感じる素晴らしい言葉 ですね。

 男性は女性と比べあまりモデルに興味がないと思いますが、 ファッション好きの女性とファッションを語るなら スーパーモデルネタは欠かせません。本書に出てくる モデルくらいは覚えておいて損はないでしょう。 ファッション好きの女性には内容が物足りない気が するのですが、モデルに興味のない男性が読むには これくらいコンパクトな方が逆にいいかもしれません。 会話のネタ用に目を通しておきたい一冊です。

ニックネーム dale at 23:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック

2007年07月12日

ピエール・カルダンがライセンスに走った理由

ピエール・カルダン―ファッション・アート・グルメをビジネスにした男

ピエールカルダン.jpg

 本書「 ピエール・カルダン―ファッション・アート・ グルメをビジネスにした男」はピエール・カルダンの 公式伝記本。フレンチドリームを体現した男の一冊です。 私はてっきりフランス人だと思っていたのですが、 イタリア人だったのですね。元の名もピエールではなく ピエトロですし。そのあたりの経緯は本書でご確認を。

 さて。ピエール・カルダンは、今の若い人たちには あまり知られていないのかもしれませんが、 団塊の世代だとほとんどの人が知っているのでは ないでしょうか。

 クリスチャン・ディオールの独立時(ニュールック) からメゾンの一員として参加していたり、 プレタポルテ(既製服)を初めて発表したり、 百貨店を通じての販売や紳士服コレクションの確立を したり、ジャンポール・ゴルチエを発掘したり、 ライセンスビジネスの先駆者だったり、と、 挙げればまだまだありますが、とにかくファッション 好きの間ではピエール・カルダンはあまりにも有名ですし、 業界に与えてきた影響も計り知れないほど。

 そんなピエール・カルダンですが、やはりカルダン といえばライセンスビジネスでしょう。それによって巨万 の富を築き上げ、フレンチドリームを実現したのですから。